アンケン・グリーン
PLACEText: Hiromi Nomoto
今後のアンケン・グリーンについての目標や理想などありますか?
この理念を続けること、この様な建物をもっとつくることです。人に訴えるようなデザインや新しい生活を創造し、それをアンケン・グリーンで働く人や身近な人たちとシェアすることです。
ウェアハウス・カフェ
アンケン・グリーンにはカフェ「ウェアハウス」がある。黒板に書かれたその日のブレックファーストメニューやお勧めの新メニュー、壁にかけられたモノクロの写真、テーブルに飾られた小さなグリーン、趣味のよい内装。室内席とテラス席合わせて80席と広い。
パスタ・ピザ・サンドイッチの他にもオムレツやカレーライス、大きなマフィン、コーヒーや紅茶などのメニューは豊富だ。驚くのはその価格に反して、味や店の雰囲気がよいことだ。オフィススペースとは別にカフェとして、上海の情報サイトにも載せられている。
ここの建物にはカフェもありますね。
以前、カフェを開こうとは少しも思っていませんでした。その経験も無かったからです。結果として、このカフェは成功したと思っています。
カフェにもエコを盛り込みました。飲料のカップは使い捨てのものを使わないように、また外の植え込みには緑化のためにローズマリーを植えました。料理には新鮮な食材を使っています。時間が経ったものは使いません。厨房で出るゴミは堆肥にし、屋上の野菜を育てるのに使っています。カフェに飾られている写真(船を解体しリサイクルしている様子)は、友人が外国で撮影したものです。エコのコンセプトがこのカフェと重なり、ここに飾っています。
カプチーノが一杯10RMBですが、何故こんなにも価格が安いのですか?
ここはアンケン・グリーンの一部です。ここで働く人たちが毎日ここに来られるように。これはビルのサービスでもあります。友達とここで昼食をしたり、仕事で会議をすることもできます。
一番好きなメニューは何ですか?
私はガスパチョと新しい料理、それにソーセージロールが好きです。カフェにはいつも毎回新しいメニューあります。皆さん、それぞれに好きな料理があると思いますよ。
まずは身近な小さなところから、現実的な部分、実行に移せる部分からエコを行っていく。隣人から、友人からとエコの概念を広めていく。『誰でもやればできる』、アレクサンドラが何度も強調し言っていたメッセージだ。
アンケン・グリーン
住所:上海市静安区淮安路668号
TEL:+86 136 2167 2421
https://www.ankengreen.com
Text: Hiromi Nomoto