ピーター・イェンセン
PEOPLEText: Yumiko Isa
パリやロンドンでの展示会と比べてニューヨークでのショーは何か違いを感じましたか?
ニューヨークで行った二つのショーはやりやすかった。決められた時間までにコレクションを終わらせないといけないし、とても構築的だった。ショーが始まってしまえばその場に行かなければいけないから、最後まで作業を続けるというのはできないしね。そういう意味での違いはあったかな。新鮮だったよ。
Peter Jensen AW2011 – Anna Karina
ニューヨークでのショーはこれからも続けていきますか?
いや、そうとは限らないね。僕はおもしろそうな事なら何でも挑戦してみたいし、そうじゃないと、展示会やキャットウォークショーをただ繰り返すだけになってしまって、そのうち初めの頃に持っていた意欲なんかを失ってしまいかねないと思っているから。
何に影響を受けますか?
うーん、とても沢山の事から。例えば読んだ本の中からイメージを得る事もあるし、僕は自分で編集した音楽を毎日聴くのが好きなんだけど、そこからも時々イメージを得る。
Peter Jensen AW2011 – Anna Karina
現在取りかかっている事は何ですか?
今は次のコレクションに向けて動いているよ。でもテーマはまだ言う事ができないんだ。100%決まっているわけじゃないからね。もったいぶっている様に思えるかもしれないけど、確実に決まる前に話すのは良くないからね。
ピーター・イェンセンは日本の多くのショップで取り扱われていますね。日本のマーケットについてどう思いますか?
すごくいいと思う。僕たちはブランドを始めた当初から日本とはずっとうまく付き合ってきた。でも彼らは品質について見る目がすごく厳しいね!とてもいい事なんだけど。
旗艦点を出す予定はありますか?
いや、まだそんな余裕はないから無理だね。でも今シーズンからオンラインストアを始めるから、もしその売れ行きが順調ならロンドンに店を出す事も考えるかもしれない。
Peter Jensen Studio
住所:18 Shacklewell lane, E8 2EZ London
TEL:+44 (0)20 7249 6894
mail@peterjensen.co.uk
https://peterjensen.co.uk
Text: Yumiko Isa
