FITC 2004
HAPPENINGText: Neil Collyer
3日目。アンドリース・オデンダールは、過去の作品からの選りすぐりを見せ、作品をどのようなプロセスでできたものかを説明する為に作品を解体していくというプレゼンテーションで、最終日のスタートを切った。3D空間での、インタラクティブ・キャラクターを使った現在制作中の作品を発表するまでは、去年のプレゼンテーションとほとんど同じに見えた。
Andries Odendaal
3Dをもっと分かりやすくするために、彼はフラッシュから離れマクロメディア・ディレクターを使っていた。画面上で動くキャラクターたちは、アンドリースの手により、見事に命を持っていた。残念ながらこのプロジェクトはまだ制作途中のものなので、オンラインで見ることはまだできない。
Hi-ReS!
その後も、素晴らしいプレゼンテーションが続いた。その中でも、より質の高かったものを紹介したい。ロンドンの「Hi-ReS!」の2人は、ウェブからインタラクティブ・インスタレーションまで幅広いプロジェクトを見せてくれた。どれもとても素晴らしいものだった。「WE FAIL」の2人は、非常に面白い無鉄砲なコメディという一風変った興味深い作品を見せてくれた。
WE FAIL
フェスティバル最終日は、盛大にいろいろなものが無料で配られ、フェスティバルのディレクター、ショーン・パックネルのスピーチで締めくくられた。
今回のフェスティバルは、情報、インスピレーション、エンターテイメントのイベントであった。是非来年は、プレゼンテーション側として参加したいものだ。
FlashintheCan, The Design and Technology Festival
会期:2004年4月3日(土)~5日(月)
会場:The Westin Harbour Castle Hotel
住所:1 Harbour Square, Toronto
https://www.flashinthecan.com
Text: Neil Collyer
Translation: Naoko Fukushi
Photos: Neil Collyer