スジャッキー
PLACEText: Ania Markham
スジャッキーのショップでは、ドミニク・ゴブレ(ベルギー)とフィリップ・オレーヴ(フランス)の作品も見つけることができる。『ドミニクとは、2年毎にハーレムで開催されるコミック・フェスティバルで知り合いました。彼女は、ゲスト出品者としてそのフェスティバルに参加していました。子供っぽさがありながらも、とても繊細な彼女の作品には、一目惚れしてしまいましたね。彼女は基本的に、本作りなどが好きなようなのですが、いろいろな素材を実験的に使って制作を進めているようです。そうこうしているうちに、販売できるまでの作品ができ上がったのでしょうね。フィリッペとは、フランスのリールにある彼が働くギャラリーに、私がたまたま立ち寄ったことから交流が始まりました。フィリッペの作品もドミニクの時と同様、一目惚れでしたね。見た瞬間“わぉ!”って。彼の作品は、漫画がベースとなっているところがおもしろいと思います』。
スジャッキーはまた、最近になってから、15年の付き合いになる愛犬、ピムを題材にした作品の紹介を始めた。『ピムはすごく写真写りが良くて助かってます。彼を題材にすることで、彼との思い出を残している、というのもありますね。ピムには自由に動いてもらって、その姿を私が追っている、というかんじです。時々、ポーズもとらせたりするのですが、ピムはすごく素直にじっとしてくれるんですよ』。
そんなスジャッキーの目の前には、どのような未来へのビジョンが広がっているのだろうか?『私はもう既に、やりたいことを見つけてしまいましたからね。一昔前は、こんなに素敵なショップを持てるとは、思いもしませんでした。今の夢は、お店を大きくすることでしょうか。大きくして、もっと沢山家具を仕入れて、アーティストも紹介できればと思います。』写真は?『写真については、今はちょっとわからないですね。今でもちょこちょこ撮っていて、その時は、これをシリーズ化したらおもしろいな、と思う時もありますが、今のところは、個人的な娯楽として楽しんでします』。
スジャッキーは近々、オンラインショップをオープンするとのこと。その間のオーダーについては、気軽にスジャッキーに電話をかけてみてほしい。
Sjackie
住所:4 Nassaulaan, 2011 Haarlem, The Netherlands
TEL:+31 23 531 3733
Text: Ania Markham
Translation: Sachiko Kurashina
Photos: Ania Markham, Hans Vissers