ブルーベリーフロッグ
マーク、自己紹介をお願いします。
30歳、イギリス人、クリエイティブディレクター。建築家としてのバックグラウンドを持ち、今も自分は環境を構築する建築をやっているのだと考えています。これまでで最高の「キャンペーン」は、信仰の場、教会となりました。細かい部分にわたって美しく、ドアのハンドルが全体の建物を最大限に反映しています。フランク・ゲーリーのグーゲンハイムは、建築なのか、広告なのか?どの写真も素晴らしいプレス広告のような印象を与えています。
信じているものは何ですか?
100万通りの計画、5000万ドルの金、1000の理論的根拠があっても、アイディアと実行がうまく行かなかったら何も生まれません。スマートゲリラは、世界と話をすることができるのです。
嫌いなものは何ですか?
人生に感謝しないこと。あなたはこの惑星でたった一人の存在なのです。何ごともやってみることが大切です。失敗してもまたやりなおせば良いのです。
好きなものは?
今現在起こっていることが好きです。インターネット、テクノロジー、チャンス。いつの日かマイクロチップを頭に埋め込んで歩き回りたいです。そして、運動靴を忘れないこと。すごくインスピレーションを与えてくれます。どのブランドが好きかは秘密です。
今まで手掛けたなかで最もクールなプロジェクトは何ですか?
マイクロソフトのMSNサーチエンジンのプロジェクト「WHERE’S HANS」です。広告、エンターテイメント、カルチャーをブレンドし、スタートして2日後には、415,000人のアクセスがありました。クライアントもすごく協力的で、私達のアイディアの中に存在する可能性を認めるということについて、信じられないほどスマートでした。
ポスターやプレス広告からパーソナルコラム、Eメールまで、キャンペーンの中心となったクールなウェブサイトから9つほどの異なるメディアを使用しました。全てのメディアがそれぞれお互いに影響し合いながら作用し、素晴らしい結果となりました。どこへ行っても「WHERE’S HANS」の文字を見つけることができました。キャンペーンは多大な成功を収め、多くの人がそれについて話をしているのを耳にしました。まさに、リアルな波が作られた瞬間でした。
ゲリラ集団と一緒に今までやったなかで最もクールなことは何ですか?
規模でいうと、モトローラのアメリカ進出のプロジェクトでしょう。そのマーケティングキャンペーンには、アメリカ国内のみで3億5千万人もの反応がありました。6つのMPEGをアメリカで最もクールな人達5万人にメールで送付することから始まり、結果は驚くべきものとなりました。あのローリングストーン誌にも取り上げられたほどです。また、そのインタラクティブな経験をするために、現在までで800万人ものアクセスがあります。
理想のクライアントとは?
ヨーロッパで噂のブランドになることを望んでいるアジアのクライアント。誰か紹介してください。商品自体が良いのは言うまでもなく、製造基準の向上も一定基準以上でなければなりません。本当は、世界を変えることに対して同意をしてくれるクライアントが理想です。
アジアがブルーベリーフロッグには最適ということですか?
ポケモンやタマゴッチを見ても分かるように、現象を作り出しているものが数多くあります。ブルーベリーフロッグは消費者社会の中で成長し、その中で最高のものにならなければならないのです。テクノロジー天国だと思います。
Text: Zorro
Translation: Mayumi Kaneko
