セバ・イバラ
ソングライターのセバ・イバラを初めて見たのは、コネックス文化会館で行われたペチャクチャナイトの11回目だった。彼はギター1本でステージに現れ、そして歌った。川の歌であり、川は彼がいつもメインにしているものである。情熱的...
ソングライターのセバ・イバラを初めて見たのは、コネックス文化会館で行われたペチャクチャナイトの11回目だった。彼はギター1本でステージに現れ、そして歌った。川の歌であり、川は彼がいつもメインにしているものである。情熱的...
ルシラ・ボデロンが持つ沢山のポケットには、ぎっしりギフトが詰まっている。洋服にも部屋にもポケットが。そして彼女のカメラにも。空、景色、小さな本。私がそこに着くとすぐに出してくれたポートレートにお菓子にも。ギフトとポケ...
それはとても良く晴れた日で、私はそこに向かうまでで、もう気分が良かった。 近所の人たち、犬や猫があいさつをしてくれる。その部屋はとてもくつろげる小さな空間で、本やCD、雑誌におもちゃが溢れていた。全てのものが、然るべき...
今年も「Arte BA」の時期が終わり、感想を述べたいところだが正直なところ特に思い当たらない。このコンテンポラリー・アート・ギャラリーフェアは、今日マーケットにあるアートのサンプルを集めただけのようだった。5日間の展覧会を...
ロック、その音楽と文化に対する情熱がもたらす現象は日ごとに面白くなっている。ビューティフル・ワンズが明確な例であろう。 アゴスティーナとリサンドロ・ロドリゲス、ファッションデザイナーであり、広報も担当している彼ら。...
ジュリア・マスバーナットなら時間旅行映画の主人公にもなれる。 古風な美しさを持つ彼女は、まるで古い50年代の映画か何かから飛び出して来たようだ。でも、ロシア帝政時代の人のようにも、女性の心と少女の心が同居した不老不死の...
内なる子供と共存している人々がいる。毎朝、一緒に目覚め、一緒に朝食をとり、一日中共に過ごす。子供のパートが先導し、大人のパートと周りの世界が残りの役目をする。サンティアゴ・イーデルソンは、そんな一人である。 Photo...
アリーの持つ世界は、地球の中心にある複合文化スポットのようだ。彼の祖父母は、日本とロシアからアルゼンチンに移住した。それぞれの断片と祖先の物語は、彼の顔、家、そして作品にいくらか影響を与えている。両親は音楽のサマーキ...
『スターを見続けるといい』と彼は言った。だから私は彼に会う前の数日間そうしていた。そして彼の作品で埋め尽くされたカラフルな本にも、スターを見ていた。思えば少し前にラジオでインタビューを受けていた彼の声を聞いた時にはす...
クリスチャン・ターデラは、私たちに夢の世界を創り続けている。私が彼の世界に一歩足を踏み入れた瞬間、自分が誰もが一つは持っているような想像や空想の一番深いところにずっと残る子供用の本の真ん中にいるような気がした。 P...
バーに到着した。イグナシオ・マスロレンズに電話するのはこれで3度目だ。彼が、私たちが会う予定の場所を間違うのではないかと心配なのだ。彼がこの場所を知っているのかが不確かなために、何度も確認した。彼がここに着いたときは...
ブエノス・アイレスを拠点にグローバルに活動するアーティスト、トッド・シャローム。人生とその行方を信じ、今日も至る所でパフォーマンスとクリエイトを繰り返す。 「ビューティマーシュ」とは何ですか? ビューティ...
『ペインティングは解放経路』とアレハンドロ・パリージはスマートな笑顔でこう断言する。 沢山の絵描きがそうであるように、彼も幼い頃に絵を描き始め、また非常に優れていた。その後沢山の経験をするが、全て飽きてしまった。21...
物事は探していない時に見つかるものだ、と言うが、この時それは本当だった。その夜、何が私をインターネットに導いたのかわからないが、何が私を留まらせたのかは明らかである。まるで予期せぬ不思議な旅の途中であるかのように、長...
突然にジュエリーへの関心が高まっているようだ。ファッショナブルなジュエリーが常にいろいろなところに出回わり、展示会では洋服メーカーよりもジュエリーデザイナーの方が多いくらいだ。実際、ファッション・ブエノスアイリスはこ...
未だに子供の目を持つ大人がいる。その目を見ると私は、彼らが少年や少女だった頃の顔をはっきりと思い浮かべることができる。彼らの目や笑顔には、希望のようなものが残っているものだ。それは私が彼らに見る希望でもある。パブロ・...
『ウディ・アレンの映画「スターダスト・メモリーズ」に、ウディが世の中の悪魔や破壊、癌や戦争全てに不満を漏らすシーンがある。そうしたら突然、宇宙人が宇宙船から出くるんだ。ウディは彼らに、こんな世の中をどうすればいいのか...