国連UNHCR難民映画祭 2017

NEWSText: Ayumi Yakura

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日本で唯一の「難民」に焦点をあてた映画祭である「国連UNHCR難民映画祭 2017」が、9月30日より全国6都市(東京、札幌、名古屋、大阪、福岡、広島)10会場にて順次開催される。

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「UNHCR」(国連難民高等弁務官事務所)は128の国で難民救援活動を行っており、現在の支援対象者は6,770万人、活動に必要な金額は7,700億円を超え、その72%が不足している。UNHCR駐日事務所および国連UNHCR協会は、難民問題啓発を目的に、世界中から集めた難民を取り巻く状況を感じる事のできるドラマやドキュメンタリー映画を上映する本映画祭を2006年より毎年開催。12回目となる本年は、アキ・カウリスマキ監督の日本初上映作品「希望のかなた」(第67回ベルリン国際映画祭最優秀監督賞)や、シリアを逃れ難民となった子どもたちの現実を4Kカメラで鮮明に映し出した「シリアに生まれて」など13作品が上映される。

入場は無料だが、ウェブサイトからの事前申込が必要(抽選制)。既に受付を開始しており、締切日が地域ごとに異なるので、詳細は公式サイトで確認を(当日券も若干数用意される)。なお、上映作品によっては、映画監督や著名人、実際に難民問題解決に取り組む人々などを招待したトークイベントも開催される。

国連UNHCR難民映画祭 2017
会期:2017年9月30日(土)より順次開催
会場:全国6都市(東京、札幌、名古屋、大阪、福岡、広島)10会場
主催:国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所、特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
パートナー:独立行政法人 国際協力機構(JICA)
https://unhcr.refugeefilm.org/2017/

Text: Ayumi Yakura

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