コム・エディションズ

PEOPLEText: Wakana Kawahito

Côme Éditions」(コム・エディションズ)は、2015年にクレモンスとマチューの姉弟デュオが始めた、パリ発のエシカルでエコロジーなファッションブランド。感度が高い人には知られたブランドで、世界中に顧客を持ち、顧客層も20代〜70代と幅広い。ブランド名(エディションズ)は、既存のブランドのように季節毎にコレクションを発表するスタイルに疑問を持ち、自分たちのペースで「エディション」を発表するのを選択した事に由来する。共同経営者でデザイナーのクレモンスさんにお話を聞いた。


Clémence & Matthieu © Côme

コム・エディションズを始めた経緯を教えてください。

パリでデザインやパターン、ファッションビジネスを勉強した後に、イタリアでブランド経営について学びました。ちょうど学校を卒業する時に、大学で経営学を学んでいた弟の卒業と重なって、それなら一緒にブランドをやろうという話になったのです。弟のマチューが経営と物流の管理や事務を行い、私がデザインやクリエーションと広報を担当しています。


Photo: Wakana Kawahito

これまで他のブランドで働いた経験は無いという事ですよね?卒業してすぐ起業することの不安は無かったのですか?

インターンシップはしましたが、それ以外でブランドに勤めた経験はありません。でも、何かをやるなら若いうちに、とはずっと思っていました。若い時の失敗は、痛手が少ないですからね。キャリアを積んでからだと、リスクを負うような冒険はできない気がして。だから、「今だ」と思いました。最初は5アイテムから始めたんです。小さく始めて、徐々に拡大していきました。


0010 Fleur Bleue Edition © Côme

どのぐらいのペースで商品を発表していますか?

私たちは、コレクションは発表していません。パリコレなど、既存のファッションの商品発売のカレンダーに添って作っていないのです。そのため、ブランド名にもなっているように「エディションズ」と呼んでいます。毎シーズンの流行も追ってはいませんし、季節も特別に設けていません。準備ができた時に、自分たちのペースで新しいエディションを発表・販売しています。大量に作って大量に売るのは私たちの哲学には合わなくて。それよりも従業員やパートナー企業の労働環境や賃金を公平にして、素材も最大限環境を配慮したものを使った長く使ってもらえる商品を作りたいのです。

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