パビリオン

PLACEText: Kengo Michizoe

すべての食卓を作品に、最愛なる晩餐を。

「LOVE」と「ART」がテーマのコンテンポラリー・フード&リカー「PAVILION」(パビリオン)が、2016年11月、中目黒高架下にオープンした。西野達名和晃平がこのプロジェクトのために製作したコミッションワークと個性的な空間デザインが独自の世界観を創り出し個性的な空間が演出されている。

1960年代のカルチャーと、ポストモダンがコンセプトとなっており、その2つの空間が絶妙に混ざり合うことで独特の世界観が演出されている。

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店内に入るとすぐにメインダイニングの空間には、中央に一枚板の大テーブルが配置されており、上空には西野達の作品「What if someone finds out?」(バレたらどうする?)と、それに吊るされたヴェスパがぎりぎりのところで吊るされている。西野は屋外のモニュメントを取り込んで部屋を建築し、リビングルームや実際にホテルとして営業するなど、公共空間での常識を転覆させるような大がかりなインスタレーションを行うことで知られている。

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その奥の空間では、バーカウンター上空で名和晃平の作品「Black Ball」が怪しい光で周囲を照らしている。名和は、ビーズ、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなど様々な素材とテクノロジーを駆使し、彫刻の新たな可能性を広げていることで知られている。
壁に飾られているのは、コーエン・ヤングの「Study for a Mirror #4」。銀塩で作られたこの作品は店内を曖昧に映し出し空間を拡張しているようだ。

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店内を見渡すことができる個室では、作品集『未来ちゃん』で話題を集めた写真家・川島小鳥の作品「BABY BABY (bl-69)」が飾られている。あえて目線の高さに飾られているこの作品は、作品から語りかけられるような感覚を作り出すことを意図して配置したという。2015年には、台湾で撮影した『明星』で第40回木村伊兵衛写真賞を受賞している。

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