ジュティク “ビ” シンメトリー展

HAPPENINGText: Noriko Yamakoshi

コンテンポラリージュエリーを主に扱うギャラリー「object by gallery deux poisons」(オブジェクト・バイ・ギャラリー・ドゥ・ポワソン‎)にてジュエリーブランド「JUTIQU」(ジュティク)の初めての個展「“bi” symmetry(“ビ” シンメトリー)」が開催されている。

ジュティク “ビ” シンメトリー展

この個展は、2003年のオープン以来、有名ブランドや素材そのものの価値によってのみ選ばれてゆかれがちな日本のジュエリー市場にあって「人によって価値観や趣味は千差万別であるなら、そこにはもっと多くのユーモアとオリジナリティーがあってもよい」として様々な作家をサポートしてきたギャラリーと「JUTIQU」とのコラボレーションによって実現した。

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「JUTIQU」はブランドデザイナーであり、ディレクターでもあるアルバイサ知子によって2010年設立された。「日常のライフスタイルにとけ込むジュエリー」を提案していく“Jewelry boutique”として「everyday chic」をコンセプトに創り上げられている新進ブランドだ。

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アルバイサはカラーデザインコンサルティング会社でコンサルタントとして働いた後、更なる実践的デザインを学ぶため、英国セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインに留学、MAを取得する。帰国後は日産自動車デザイン部にてカラーデザイナー・デザインストラテジストとして活躍。その後、温めていた夢を実現するために再び渡英、ジュエリー、セラミック、ガラス等に特化した集中トレーニングを受けた後、満を持して自身の世界観を自然体で展開する「JUTIQU」を立ち上げる。

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素材は主にパールとアクリル、そしてシルバー。奇をてらった素材は使用していないにも関わらず、保守的になりがちなパールをアクリル素材と組合わせるというコンテンポラリー且つシンプルなデザイン手法によって、現代の生活にマッチした「丁度良い」日常を提供してくれる。また、マットに仕上げられたシルバー素材のリングとバングルに、いまにもこぼれ落ちそうなほど絶妙な位置に施されたパールのコレクションは、目にした瞬間、思わず手に取って着用してみたいと思わせる魅力に満ちている。

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今回の個展では、これらのいわばブランドシグネチャーともいえるデザインを施したリングやバングル、ネックレスの他、新たにカフスボタンも展示されている。

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プレートにはアナイス・ニンの詩が溶印されている:「花を開かせるリスクより蕾を固くしたままでいる危険性の方が痛いことだと気づく日がいつか必ずやってくる。」

またブランド立ち上げ当初から力を入れてきたガラスやセラミック素材を使用したライフスタイルラインとして、「雪解けの氷をイメージ」したというミラーシリーズも今回初めて販売されている。展示にも使用されているシンプルだが力強いリング・ネックレスベースや、「Blossom」と題された繊細なガラスプレート等も、今後徐々に販売へ向けて始動していく方針だ。

開催前夜にギャラリーにて行われたパーティーには、デザイナーがかつて共に切磋琢磨し合った仲間や先輩らも駆けつけ、とてもアットホームなオープニングとなった。

JUTIQU「“bi” symmetry(“ビ” シンメトリー)」展
会期:2012年2月11日〜19日
時間:12:00〜20:00 (月曜定休)
会場:object by gallery deux poissons
住所:東京都渋谷区恵比寿2-3-6 1F
TEL:03-5795-1933
info@deuxpoissons.com
http://www.deuxpoissons.com

Text: Noriko Yamakoshi
Photos: Noriko Yamakoshi

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