コペンハーゲン・ファッションウィーク SS11

HAPPENINGText: Victor Moreno

コペンハーゲン・ファッションウィークはたくさんの雨が降る中開催された。コペンハーゲンの様々なファッション団体は、新たなオールインワンとなるものをつくりあげた。つまり、スカンジナビアン・ファッション業界といわれるものだ。最前線で活動する才能ある北欧系デザイナーには、ピーター・イェンセンウッドウッドソウルランドスタイン・ゴヤVisbøl de Arceの他、スウェーデンのミニマーケットで成功を収めたヘンリック・ヴィブスコフや新進気鋭のフィンランドのR/Hなどが名を連ねる。

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ソウルランドは、スケートボードTシャツとしての歴史を残す、コペンハーゲンの新星ブランドだ。創設者と25才になったばかりのヘッドデザイナー、サイラス・アドラーはシャープでエッジのあるスーツなどソリッドなラインを手掛けている。実際、彼の2011年春夏コレクションでは、レナード・コーエンの詩「The Suit」から影響を受けている。

コペンハーゲンのアンダーグラウンドシーンから輩出された他のブランドで、近年では世界的なポジションにあるブランドのウッド・ウッドだろう。今回は秋冬コレクションよりさらに多くのオーディエンスのためにショーを行った。ティーンエイジャーのための2011年春夏コレクションのテーマは、「サニー・サイド・アップ」。彼らはフリーセンター・オブ・コンテンポラリーアートでショーを披露した。

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一方、多くのデンマークの人々は、ピーター・イェンセンが世界をリードする新星だと思っているようだ。ロンドンに拠点を置く彼は、今回のコレクションのためにクリエイティブな色の組み合わせの「Abigail」を発表。パリ、ロンドン、ニューヨークで披露した。

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実際、ヘンリック・ヴィブスコフは、パリでのメンズウェアショーでSS11コレクションの「ザ・ラスト・ピア・パンデモニウム」を披露した。恐らく、3日間降り続いた雨で洪水となったコペンハーゲンの中心にある公園「Ørestedsparken」の真ん中で、屋外ショウを披露する勇気は持ち合わせていたのはヴィブスコフくらいしかいないだろう。メイヤ・ブリックスとのコラボレーションによる彼のコレクションは、ヴィブスコフの様々な特徴を表現。みごとに見渡せる木のボートをセットに行われた。音楽はショーのハイライトとなるもう一つのファクターだ。ブレード・ランナーとブライアン・イーノと音楽を合わせたような音楽だった。

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しかし、多くのデンマーク人の才能が集まる中、イェンセンとヴィブスコフと共に今回のコレクションで最高なショウを披露したのは、スウェーデン人のデザイナーのミニマーケットだ。ストックホルム・ファッションウィークで同じコレクションを披露することを止め、今回の春夏コレクションはコペンハーゲンでのみ展開することにしたようだ。より大人っぽく、よりラグジュアリーに、また、前回のコレクションとは対照をなしている落ち着いたラインを展開。ブードゥー教や迷信は彼らのインスピレーションの基調をなし、AW10で提案されたネイティブ・インディアンや部族とも関連している。ミニマーケットのCEO兼ヘッドデザイナーのソフィー・エルヴェステットによると、ミニマーケットのブランドと「ミニ・フォー・メニイ」は区分されたものであるとのこと。ショップなどはこのブランドの遂げてきた進化や、「ミニ・フォー・メニイ」で展開しているもうひとつのピップなラインを楽しんでいるようだ。

コペンハーゲン・ファッションウィーク SS11
会期:2010年8月11日〜15日
会場:Gallery + Terminal 2 + CPH Vsion + Others, Copenhagen – DK.
http://www.copenhagenfashionweek.com

Text: Victor Moreno
Translation: Megumi Tsuruoka
Photos: Victor Moreno

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