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オーストリアン・ファッション・フォトグラファー

PEOPLEText: Daniel Kalt

ここ数カ月の間、オーストリアンファッション.NETSHIFTとの共同活動において、オーストリアのファッションの世界を読者に繰り返し伝えているが、クリエイティブなローカルファッションシーンの影響を調べるなら、もう一つ別の側面を考慮に入れるべきだろう。最も活気があって最も創造的なファッションシーンは、それを映し出し、捉えることのできるイメージと同じようにしてのみ視覚化されるのだろう。

当然のこととして、最高なファッションアバンギャルドは、素晴らしい地元のフォトグラファーや視覚的魔法使いのバックアップなしには国際的な名声に近づくことすらできないのだ。そこで、非常にシンプルな例をここで出そう。大学を卒業したばかりの新人ファッションピープルにとって、初のルックブック撮影の為に国際的に有名な写真家に支払う予算はない。この理由から、私たちはウィーンに拠点を置いている7人の傑出しているファッション・フォトグラファーの作品の簡単な紹介をしてオーストリアのファッションシーンを伝える進行中のシリーズを続け、過去数年間にオーストリアで起こっているファッションブームへ本質的に役立ちたいと考えた。

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© Michael Dürr for faq magazine

マイケル・デュル
もしボディの完璧なコントロールが、写真家への成功の道への予備条件とされるなら、マイケル・デュルは最高な自信と気楽さで先を見据えることができるだろう。彼がカメラの後ろ側に立って働き始める以前、彼の得意分野は体操器具と飛込台だった。しかし、幸運なことにオーストリアのファッショニスタである彼は、写真の世界に転向。 すでにブラジルのカーサ・ヴォーグ、セルフ・サービス、パープル・ジャーナルなどの国際的な出版物とコラボレーションする傍ら、出版されたばかりのファッションとカルチャーの季刊誌「faq magazine」など国内雑誌で多数活躍。彼が最近考案したのは、オーストリアと海外のおもしろいロケーションで撮影したファッション連続写真を映写する、進行中のシリーズ。度肝を抜くこと間違いなし!

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© Elisabeth Handl for Bob magazine

エリザベス・ハンドル
若手写真家、エリザベス・ハンドルのウェブサイトは、かなり機智に富んだアドレスを持つ。ウェブサイトのURLにある「Fotosoesin」とは、ドイツ語で女性写真家という素敵な意味があり、カメラの後ろの人は常に全てを真剣に受け止め過ぎる必要はないことを意味している。結局、私たちは皆人間に過ぎない、ですよね…?エリザベスがグラフィックデザインを学んだウィーン応用美術大学は、ファッション、ペインティング、グラフィックデザイン、メディア・アートなど異なった学部が他の分野を刺激し合いつつ近接して機能し、都市の主なクリエイティブ・プールの一つでもあり、重要なネットワークハブでもある。彼女が勉強を終えて以来、エリザベスはフリーランスの写真家兼グラフィックデザイナーとして働き、オーストリアで最も輝いている雑誌(例えば、ディーバウィーンマガジン)の多くに貢献しながらも、写真の、より概念的で芸術的な方向を追求した。ごく最近からは、XDesignと呼ばれる写真家とデザイナーの新しい集団を共同設立することにより活動の分野を広げ、彼女はそこで書物の刊行やその他今後が楽しみなビジュアルプロジェクトを担当。更なる活躍に期待大!

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