オーストリアン・コンテンポラリー・ファッション

HAPPENINGText: Wakana Kawahito

_MG_0260-2.jpg

最初のショー が終わると、観客はゾロゾロと次の部屋に移動した。そこでは、「ペリカン・アベニュー」によるパフォーマンスが行なわれた。部屋の一部にたくさんの布が広げてつるしてあり、壁にはさまざまな写真とテレビモニターが設置されていた。布がつるしてある部分が舞台のようになっており、ひとりの男性がコンピューターを使いながら音楽を流していた。

_MG_0212-2.jpg

すると、2人の女性が踊りながら登場し、ロープに掛かっている布を着たり脱いだりし始めた。ダンスはオーストリアのダンサー「Krõõt Juurak」と、ベルリン在住のエレクトロガールズバンド「チックス・オン・スピード」のアレクサンドラによって演じられた。そこに「THALIA」というバンドメンバ−のベンジャミンが音響担当として加わり、3人の新しいコラボレーションが実現。アレクサンドラの身体には電子工具のボタンのようなものが貼り付けられ、踊りながらそのボタンを2つ連続で押すと、一つの言葉になる。例えば、”ファッ”+“ション”や“キャット”+“ウォーク”だ。彼らのこのアプローチはユーモラスであり、既存のファッション業界に対する皮肉が含まれている。いわば、新しいファッションショーの形がこのパフォーマンスで提案されたのだ。

_MG_0539-2.jpg

最後の部屋で行なわれたプレゼンテーションは、「エドウィナ・ホール」と「ファブリス・インターシーズン」の2つのブランドによるもの。エドウィナ・ホールは2000年から東京をベースにしており、その服作りのテーマは「適用性」。単なる服の形だけではなく、人が服を着ることで服のシルエットが完成すると考えている。よって、今回のコレクションでも、ドレープやジャージー素材など、人が着用し動くことによってシルエットが変るパターンや素材を多く使用。

続きを読む ...

【ボランティア/プロボノ募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
コントワー・デ・コトニエ公式通販サイト | 2016 SUMMER SALE
MoMA STORE