ライジング・サン 2008
HAPPENINGText: Kazumi Oiwa
2日目は天気にも恵まれ、やっと夏フェスらしい服装で参加できる気温となった。『ここからだ!』と昨日の雨で身体を持て余す観客のテンションも高く、皆足早にお目当てのステージに向かう。
まず最初に「レッドスターフィールド」へ行き「TOKYO No.1 SOUL SET」を見ることに。3月に約3年振りとなるアルバムを発売し、アルバム曲を多数披露してくれた彼ら。観客は「1」と書かれたオリジナルの旗を持ち、思い思いに手を挙げる。メッセージ性の強いヒップホップ、ジャジーな曲など、展開が面白く、さすがベテランという印象を受けた。北海道では彼らのライヴを見る機会が少ないため、とても貴重なステージだった。
17時40分頃「ボヘミアンガーデン」ではシフトでも何度か取り上げているOKI(オキ)率いる「OKI DUB AINU BAND feat MAREWREW」がスタート。だんだんと空も赤くなり、ゆったりとした風が流れる中トンコリの音が綺麗に響く。最後までライヴを見ることができなかったのだが、「ボヘミアンガーデン」の独特な雰囲気で聞く彼らの演奏は、さぞかし気持ち良かっただろう。最後まで見れなくて残念!
早いものでこの時点で18時を回っていた。「ムーンサーカス」に向かうとステージには沢山の機材が並び、そこに現れたのは高橋幸宏が2007年新たに結成したバンド「pupa」。結成した時から注目し、かなり期待していた。何故かってまずメンバーが凄すぎる!そして北海道で生で彼らを見ることはまずないだろうなと思っていたからだ。ライブも高橋幸宏テイストのエレクトロニカが多く、また原田知世の透き通る声が異空間を作り、ここがてっきり野外ということを忘れ、何だか夢心地だった。
日も暮れ始め「アーステント」では、大阪発ガールズロック・バンド「少年ナイフ」のライブがスタート。ロサンゼルスに生活のベースを移しているメンバーのアツコがこの日の為に帰国し、終止3人は笑顔を見せ、ヘッドバンキング。身体にがんがん当たるサウンドにテンションも腕も自然と上がり、ふと周りを見渡すと「アーステント」内はモッシュ・ピット化していた。「Twist Barbie」などライヴではおなじみの曲も含め全14曲を披露してくれた。
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