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エマ・キャシー

PEOPLE

エマの作るジュエリーに初めて出会った時、ふと、子どもの頃縁日で買ってもらった色とりどりのビーズの詰め合わせを思った。その単純な色合いをしたプラスチックの冷たい質感だけでなく、短い夏の夜のせつなさや心細さのようなものまで、なぜか心をよぎった。

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それはもしかしたら、彼女の使うレースやビーズたちが長い歴史とストーリーを持ったアンティーク素材であるからなのかもしれないし、または、彼女自身がレースのカーテンに咲く繊細なパターンや、日が差し込んだ時、床に踊るその模様に心を奪われた、少女の頃の気持ちを抱き続けている人だから、なのかもしれない。
そんなエマ・キャシーの作品の生まれる、彼女のアトリエを訪問してお話を伺ってみた。

エマ・キャシー

美しく繊細な透かし模様を残しながらも、その上を思い思いのビーズや石が彩る春夏のコレクション。子どもの広げたパレットのようなカラフルさも、そのレースのしっとりとした女性らしさが、「子どもの心を持った大人の女性」のおしゃれを演出している。
『レースはいつもそこにあるのよ。』と彼女は言う。祖母が亡くなってしまった時、彼女がコレクションしていたたくさんのアンティークレースが屋根裏部屋から見つかった。それが全ての始まり。
『レースはよく見ると、それ自体植物の模様をしているみたいでしょう? 葉の葉脈や、蔦の作り出すラインに似ていると思う。そこに惹かれるのかしら。』フランス、ディジョンで育った彼女にとって、それは特別な思いの詰まったインスピレーションの元なのだ。

エマ・キャシー

ジュエリーデザインと平行して、エマは、ローラ・アシュレイやジョン・ルイス、ミルクのカタログを手掛けるスタイリストでもある。キッズ雑貨やインテリアのスタイリングを、やさしいリラックスした空気感でまとめあげる。『スタイリストには何かしらの得意分野があるべきだと思うの。その知識や技術がスタイリングをよりクリエイティブに導いてくれるから。』というのが彼女の信念だ。

エマ・キャシー

人生が大きく変わった出来事がなにかあった?と質問してみると。
『それはもちろん小さな息子が生まれた時ね。』
そう、さっきからそこに座っている(いいえ、座ってなんていません。飛んで跳ねて、自慢のおもちゃを全部持ってきては広げて見せてくれたりしている)3歳のアントニくん。彼こそがママのもうひとつのインスピレーション。

エマ・キャシー

『彼が生まれる前と後では、わたしのコレクションはよりカラフルに、プレイフルに、ファニーになったと思うわ。もっと明るい色使いに変わったし、プラスチックのおもちゃみたいな素材を使うことも増えた。実際、天然石を使ったラグジュアリーなラインを展開する一方で、ちいさな女の子向けの、ファーストジュエリーラインを始めようとも思っているの!』
小さな女の子を持ったママたちがなんともうらやましくなってしまうお話。

日本国内でのエマ・キャシー・コレクションの取り扱いは「H.P France Goldie」。

Text and Photos: Sayaka Hirakawa

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