ヴァレリー

PLACEText: Junko Isogawa

スペイン・バルセロナを拠点に、数多くの国際的なプロジェクトを手がけるバサバ。彼らがオープンしたギャラリー/ショップ、ヴァレリーと、UTとコラボレーションした最新プロジェクト、UTインスパイアドについてお話を伺った。

バサバとヴァレリーについて教えてください。

バサバはバルセロナにあるデザインスタジオです。1997年に設立しました。独自の視点を加えることのできるコミュニケーションプロジェクトに参加しています。私達はまずコーポレートアイデンティティ、そして出版デザイン(本、雑誌等)、アイデンティティとイベントや展覧会でのコミュニケーション、ウェブサイト、インタラクティブ、マルチメディアコミュニケーション(キャンペーン)、そして私達の個人的なイベントとプロダクトに献身的に活動しています。

ヴァレリーとはデザイン、本、雑誌、雑貨、服などと、関係する事柄を紹介する実験的なプロジェクトであり、発見してもらう事を狙いとしています。そしてこの全ての革新的なコンテンポラリー・クリエイションがバサバに影響を与えます。世界中からクオリティの高い作品、そして最高の創造物を集めることが目的ですが、これらにより確実に独自の場所となっていることと思います。私達はバレリーに人々が出会う場所、そしてアイディアの自由なプラットフォームとなってほしいのです。

Vallery

どのようなアーティストを選びますか?何か基準のようなものはありますか?

私達は展覧会をキュレーションする上で商業的な方針には従いません。私達がいいと思ったものを選びます。とても簡単に聞こえるかもしれませんが、実際にはとても難しいものです。彼らが有名であるとか、作品がリスキーである等はオーディエンスにとっては関係ありません。本当に私達が興味を持ったものだけを見せているのです。

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ショップではどのような商品が販売されているのでしょうか?

最近のアート/デザイン書籍、Tシャツ、アクセサリー、ジーンズ、おもちゃからスニーカーまで… もう一度言いますが、それらが商業的であるかどうかは全く関係ありません。他のショップで売っているものを売るためにこのお店を作ったわけではありません。ヴァレリーのウェブサイトでも全ての商品を見ることができます。さらに、全ての展示作品が購入可能です。

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