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第7回 プレイタイム・カスタマイズド

HAPPENINGText: Sayaka Hirakawa

ロンドンでは、いくつものキャットウォークが開かれるけれど、プレイタイム・カスタマイズドのショーは、その中でもとびきりおしゃれでユニーク。ゲストリストに載っていないと、なかなか入れない(2、3時間列びたいなら話は別)人気のクラブを借り切って、ポストグラデュエイトや新進気鋭のデザイナーの、華々しいデビューコレクションを見せてくれる。


Ada Zanditon “Black cat white cat” collection

今回の会場は、ロンドンど真ん中のピカデリーサーカスにあるチャイナホワイト。オリエンタルなインテリアとチャイナシルクのソファラウンジが素敵な話題のクラブ。開場の9時にはもう、建物を一回りしてしまうくらい、ドレスアップしたゲストが並ぶ人気振り。「セブンス」のタイトル通り、7組のそれぞれに個性的なデザイナーによるキャットウォークが開催された。


Ada Zanditon “Black cat white cat” collection

中でも一番のサプライズを見せてくれたのは、エイダ・ザンディトンの「黒猫/白猫」コレクション。黒白猫のおなかの白い毛部分をイメージして作られたワンピースや、白地に黒猫の踊るワンピース。それにラインストーンで猫の目をかたどったTシャツなど、かわいらしくて、セクシーで、どこか意地悪なアイテムにオーディエンスのため息が聞こえた。

演出も楽しく、二人のモデルがじゃれあう猫のように、体をすり寄せながら歩いたり。そしてこの夜のスターモデルといえば、人間のモデルに抱かれてすましてやって来た白黒猫。キャットがキャットウォークを歩くなんて、本当に遊び心いっぱい。それも、映画「ズーランダー」のブルースティールのようなキメ顔まで作って。


Jeremy Bueno

夢のようなイヴニングドレス達は、ジェレミー・ブエノの作品。体の曲線を美しく強調させたタイトでセクシーなドレスはパーティーの華になること間違い無し。ベースの黒に映える鮮やかなシルクの指し色が、スポットライトをうつしてきらきらと輝いていた。

ファッションショウにうっとりとした後は、DJが登場してのパーティ。なにしろドレスコードが「ファビュラス」だったから、思い思いに着飾ったファッショニスタ達が、張り切ってフロアに溢れ出す。おしゃれをした夜は、きっちりと朝まで遊び倒す!というのも、ファッショニスタの心得なのかしら。

7th Playtime Customised Show
会期:2006年11月14日
会場:Chainawhite
住所:6 Air Street, London W1
https://www.playtimecustomised.co.uk

Text: Sayaka Hirakawa
Photos: Sayaka Hirakawa

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