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「カスタマイズ・ミー」展

HAPPENINGText: Patricia Gauna

VANSのようなスニーカーブランドが、靴にアートを施すために働きかけることは、これが初めてではない。バルセロナのエクセレンスによる前衛ファッションショー「サーキット」などは、その良い例である。その中では2人の若いデザイナーが、ファッションコレクションのために、とても綿密な方法でVANSを使用した。

今回の「カスタマイズ・ミー」展では、そのVANSが、豪華な40人以上もの世界中から集められたデザイナー達によって新しいクリエイティブの可能性を発揮することとなった。

このイベントはPUPUが、MODAFADとのコラボレーションにより企画構成したもの。MODAFADとはバルセロナの実験的アートのための最も面白い場所の一つである。まさにオリジナルなプレス・カンファレンスと展覧会が開かれ、流行、デザイン、イラスト、コミックなど幅広いアート範囲のマーケティング戦略に加わるために、このブランドのクリエイティビティを披露した。

リンダ・ザックスは、VANSのピースに “カウボーイスタイル” で馬に乗るジョージ・ブッシュを取り入れた。もう一方の靴にいるサダム・フセインにピストルで狙いを定めている。2人ともそれぞれの国旗を持ち、金と死んだ人々に埋もれている。

同じポリシーを持って、ピーター・ファスはシンプルに「ジョージ・ブッシュ、不愉快な人」と書いた。

ベルシ・エンは、おそらく彼のファッションコレクションの影響から、その作品を「メイド・イン・ラブ」とタイトル付け、パッチワークと共にボーイスカウトのイメージを再現した。ミスター・フィーデルやゲトー・ボガートという帽子のデザインととても似ていて、ユーモアと政治的な引用をアートに交えている。

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