スプリングホノフ

PLACE


今夏、僕の友人の1人である、ウイッケは、町外れの小さな村、ノイエンキルヒェンの「スプリングホノフ」という芸術協会で働いていた。初めて彼女のもとを訪れたことが、ランドスケープアートとの最初の出会いとなった。

協会が設立され、芸術家が、ノイエンキルヒェン近郊で、いくつかの芸術作品を制作することを依頼されたのは、70年代だったと思う。今そこには、約30の作品が存在し、静かで、幸福そうな人達や、動物や植物に囲まれながら、楽に2日間は、そこで時をゆったりと過ごすことができるだろう。僕は、エリアの地図やバイクが用意されていた、古い農家からスタートすることにした。

この十字の木製作品は、ノイエンキルヒェンの近隣の村の中心に置かれていた。ウイッケは、村の住民は、作品には、いつも注意を払っていると教えてれた。作品は彼らの生活の一部であり、作品が壊れていた場合、それらをどう修理するかを議論するのだ。

古い作品の多くには、木や石のような素材が用いられている。この作品には、70年代から伝わる面白い逸話がある。少なくとも6メーターの直径がある、この石の輪を形成するために、自己鍛練として、芸術家自身が中心からすべての石を投げ、完成させたという。

ピック・ディック。この村の人達は、この赤いニスの塗られた木製の作品をそう呼んでいる。

きれいに半分にカットされた石の作品。その隙間は約2ミリ。その隙間から反対側をかすかに覗くことができる。また、カットされた部分からは、石がうめいて言るような音を聞くことができる。音がどのように鳴るのか、またどういうエネルギー発生しているのかは、結局分らなかったが、これは、石が切断され輸送されてきた時の音が記録されたのでは、と僕は思う。

この作品も音が鳴るもの。日光によってエネルギーが供給され、様々な音により素晴らしいオーケストラを形成している。

最後にとても魅力的な作品。地面の上に横たわる平たく大きな鏡。あなたがそこへ近付いて来ると、それは急に現われる。外側から中心までの継ぎ目は、鏡の中心へ入って行くことを可能にするのだが、すべての方向から放射される日光に目が眩むということになってしまった。

Stiftung & Kunstverein Springhornhof
開場:火曜から日曜 2時〜6時(ランドスケープアートはいつでも見ることができる)
住所:Tiefe Strasse 4, 29643 Neuenkirchen, Germany
Tel:49 (0) 5195 933 963
info@springhornhof.de
http://www.springhornhof.de

Text and Photos: Andrew Sinn from Deco-Vision
Translation: Naoko Fukushi

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