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「無規律(手に負えない):デザインの最前線におけるアートの地位」展

HAPPENINGText: Terevision Ruiz


Bene Bergado, Batimalas, 2000. Mixed media, Variable dimensions, Collection of Avelino Marín. Los Alcázares, Murcia. Photo: RafaSánchez

基本的に、彼らは悪い人達ではない。アーティストであることは確かなのだが、しかし、デザイン、広告、ファッション、建築と、実に幅広く活動する彼らのフィールドを「このジャンル」として定義してしまうのは、案外難しかったりする。彼らは、ある一つの枠組みの中では収まりきれない世代なのだ。あるいは、特定のフォーマットで分類しようとすること自体が無駄なことかもしれない。彼らの作品は、ブランドやクラブカルチャー、そして都会生活者など、彼らを取り巻く世界への明確な関係を示している。


Alicia Framis, Onenighttent, 2003. Two colour photographs, 148×84, 5/106, 5×89 cm. Courtesy of Galería Helga de Alvear, Madrid and Galería Estrany de la Mota, Barcelona

そんな得体の知れないような彼らだが、ここスペインでは、アートを新しい方向から見直すことができる考え方を紹介している存在でもある。それを見ることができるのが、ガルシア地方にある港町、ヴィーゴに最近完成した現代美術館で開催されている展覧会だ。これは現在バルセロナ市内で行われている「イヤー・オブ・デザイン 2003」の関連事業の一つとして開催されている。


Hertor Serrano and Lola Llorca, From Infinity to Beyond, 2002. Photograph, 120×180 cm. Courtesy of the artists. Photo: Jordi A. Tomás

7月11日からスタートしているこの展覧会には、これまでに多くのアーティスト、ギャラリーオーナー、そしてメディアが取材に訪れた。また、美術館で楽しむことができるフードや展覧会のガイドツアーも好評で、パーティーにはこの展覧会の参加アーティストでもあるクスアン・アンレオとカルレス・コンゴストもDJとして登場した。

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