INDISCIPLINADOS (UNRULY) 展

HAPPENING


基本的に、彼らは悪い人達ではない。アーティストであることは確かなのだが、しかし、デザイン、広告、ファッション、建築と、実に幅広く活動する彼らのフィールドを「このジャンル」として定義してしまうのは、案外難しかったりする。彼らは、ある一つの枠組みの中では収まりきれない世代なのだ。あるいは、特定のフォーマットで分類しようとすること自体、無駄なことかもしれない。ブランドやクラブカルチャー、そして都会に住む人々といったもので構成されている世界に対して、明確な関係を示してくれるのが、彼らの作品だ。

そんな得体の知れないような彼らだが、ここスペインでは、アートを新しい方向から見直すことができる考え方を紹介している存在でもある。それを見ることができるのが、ガルシア地方にある港町、ヴィーゴに最近完成した、現代美術館で開催されている展覧会。これは「イヤー・オブ・デザイン2003」の関連事業の一つとして開催されており、イヤー・オブ・デザイン自体はバルセロナ市内で行われている。

7月11日からスタートしているこの展覧会には、これまでに多くのアーティスト、ギャラリーオーナー、そしてメディアが取材に訪れた。また、美術館で楽しむことができるフードや展覧会のガイドツアーも好評で、パーティーにはこの展覧会の参加アーティストでもあるクスアン・アンレオとカルレス・コンゴストもDJとして登場した。

展覧会のコンセプト:

1)コード:ランゲージ、コード、シンボルなどを用いて、アーティストが持つアイディアについて話し合うことができるような、新しい方法の発見が目的。アーティスト:ナイア・デル・カスティーロ、テーテ・アルヴァレズ、ジュアミ・プレンサ、他。

2)シーン:環境と新しい住まいの関係性を表現。登場するシーンの中では、建築家のアナ・ミアやエミリー・パドロス、それにデザイナーのヴァサヴァ、クスアン・アンレオの姿を見ることができる。

3)プリテンス:広告や消費者のアイテムをかなり大きくすることができる、架空の世界。アーティスト:アリシア・フラミス、エル・ピエロ、ジョアン・モレイ、マイダー・ロペツ、他。

4)サーフェイス:ロゴ、タイポグラフィー、ファッション、ビデオゲーム、映画…。アートは常に、アート自体の存在を明白にしてくれる新しい方法を模索している。アーティスト:ミギュエル・アンジェル・ガウエカ、アナ・ローラ・アラエツ、カス・ガルシア・フライレ、他。

5)イノセンス:ユーモアと曲解を、イノセンスと融合。アーティスト:ニュリア・マークエス、ヘルター・セラーノ、カルレス・コンゴスト、ベネ・ベルガード、他。

ルールからはみ出て、新しい基準を作るというのは、それだけでも十分にやりがいのあること。そしていつの日か、それがアートや音楽、建築、ファッション、はたまた創造に関連した分野を作り出すものとなるのだ。そういった点からすると、この展覧会はアートの将来を垣間見ることができるチャンスかもしれないし、何かを作り、探究する際のインスピレーションを得ることのできる場かもしれない。やり方次第で、未来は右にも左にも、そして真っすぐにも進んで行くのだ。

Indisciplinados (Unruly) 展
会期:2003年7月11日〜10月9日
会場:Museo de Arte Contemporaneo de Vigo. Marco
住所:Rua Principe, 54. Vigo, Spain
TEL:+ 34-986-11-3900
www.marcovigo.com

Text: Terevision Ruiz from Neo2 Magazine
Translation: Sachiko Kurashina

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