2000 ラスト・パーティ

HAPPENING

僕は昨日、「MK2」という映画館で映画を見た。「2000 LAST PARTY」についての映画で、これは「マイケル・ムーア・スタイル」のドキュメンタリー映画だ。前回のアメリカ大統領選挙の裏側を追ったものである。

劇中では、フィリップ・セイモア・ホフマンによるインタビューが展開される。彼が、指導者やさまざまな活動家に実に無邪気に質問を投げかける。デジタルカメラを使用して、シンプルな方法で撮影された映画だ。

映画自体はおもしろかったが、特に重要視されるほどのものではない。そう思ったのは、この映画を見る前に僕自身がショートフィルムに興味を持っていたから。フランシス・コルテスのショートフィルム作品「GRACIA A DIOS」は特にお気に入りの作品だ。

フランシス・コルテスは、ベルナルド・マリー・コルテスの兄弟にあたる人物。ベルナルド・マリーは、フランスではとても有名なライター兼脚本家だ。また、建築家、ディレクター(ステージ・マネージャー)としてもその名を知られている。フンランシスがこの6分間映画を制作したのは1999年のこと。 美術館の警備員が、夜中に、ニカラグアの歴史を、スペイン人の征服から最後の国内革命へと戻してしまう、というものだ。
何だかまるで、暗い部屋の中で3つのアクションが劇を構成しているかんじ。ものすごいエフェクトを使用しているわけではない。俳優が一人、真っ黒な背景とミニチュアの中に佇んでいるだけ。僕はかえって、こういったインパクトにヤラレた気分になった。言葉じゃなくても、流血シーンを使わなくても、戦争の場面を見せなくても、ニカラグアが置かれている状況を描写したり、スペインやアメリカの開発途上国支配主義を非難したりすることは可能なのだ。

この作品は、MK2 ランブトー劇場の「2000 LAST PARTY」の最初のパートとして公開されている。もしこの劇場に脚を運ぶ機会がある際は、劇場近くのポンビードゥ・センターで開催中の、フィリップ・スタルク展も覗いてみよう。フィリップ・スタルクは、フランスで最も有名なデザイナー。この展覧会は2月28日からスタートする予定だ。

MK2 Beaubourg
住所:50, rue Rambuteau, 75003 Paris
TL:+33 (0) 8 92 68 14 07
http://www.mk2.com

Text: Jerome Lacote from Endown
Translation: Sachiko Kurashina

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