グラーツ

PLACE


Hand-Out: Harry Schiffer
Drivers approaching Graz are welcomed by artifical plastic arms.


グラーツという街を、ご存知だろうか?一度も聞いたことがない?そんな人の為に、2003年の「欧州文化首都」に選ばれたこの街について少し紹介しよう。まず、今回のこの「欧州文化首都」というタイトルは、欧州連合により贈られる、毎年恒例のアワードの名前。EU諸国の多種多様な文化にスポットを当てるのがこのアワードの目的だ(そしておそらく、旅行者の数の増大も含まれていることだろう)。
グラーツは、ヨーロッパの文化の首都として選ばれた最初の街。EUに加盟している15カ国の文化大臣によって選ばれた。オーストラリアの第2の都市であり、建都875周年の歴史がこの名誉に結びつき、それによってグラーツでの 5000以上の文化的イベントが予定されている。

時として、オーストリアの隠れた「秘宝」と表現されるこの街。ヨーロッパ南東部への「出入り口」としての役割を果たすこの街は、ここ12ヶ月間の間に「ヨーロッパの文化の首都」という称号を得るために、あやゆる努力を重ねる。そして現在グラーツ当局や観光協会は、他の都市もグラーツのように、その街それぞれが持つお勧めスポットを見つけ、いつの日か、それがツアーリストマップに掲載されることを祈っているのである。


Murinsel: Elvira Klamminger
A multicultural island arena was set up on River Mur according to plans
by the New York artist and designer Vito Acconci, offering a cafe and
rooms for events and performances.

グラーツの街を知るには、歩いて回るのが一番だろう。歴史があり、中世の趣を感じさせるこの街は、中央ヨーロッパの中でも有数の昔ながらの風景が残された街で、1999 年には、ユネスコにより自然と文化の世界遺産として登録された。ロマンティックな路地が町中に巡り、南部のテイストが感じられるイタリア式の宮殿がある街。ゴシック調のダブルの螺旋階段、一度も侵略を受けずに残った要塞、365枚の窓がある城、反対周りに回る時計がある時計台…。見どころも満載だ。週末になれば、通りは多くの人々で賑わい、太陽の光が強くなってきた頃には、オープンカフェやレストランへと人が集まる。グラーツの人口は25万人。そのうちの20%が学生だ。そのため、この街は学生の街としての顔も持ち、アバンギャルドなアート、ジャズ祭、クラシックコンサート、オペラなどが一年を通じて行われている。


Airport: Harry Schiffer
A newly designed airport welcomes passengers in Graz.

街としての認知度を高めただけではなく、「ヨーロッパの文化の首都」として、多くの革新も行ってきたグラーズの街。文化的、政治的、そして地理的条件においても、長続きする効果をもたらす流行を作り上げたい、というのがその目的だ。そのために5億ユーロ以上が投資され、新しく出来た現代美術センターや、ムア−川に浮かぶ浮島などに使われた。また今年には、「STYRIARTE」という、ニコラウス・ハノンコートを指揮者として迎える音楽祭、文化イベント「STEIRISCHER HERBST」、物語を取り上げたフェスティバルの「GRAZ ERZAHLT」、パペットショーのフェスティバル「LA STRADA」、オーストリアの映画祭「DIAGONALE」が、街の文化プログラムとして行われる予定。、THE SCHAUSPIELHAUS THEATRE、オペラハウス、博物館、ギャラリーももちろん、現代のグラーズの街がフィーチャ−される。
このように、イベントが盛り沢山のグラーズ。これらのイベントに行く用意はもうできているだろうか?


Graz Tourismus GesmbH

住所:Herrengasse 16, A-8010 Graz, Austria
TEL:+43(316)80750
info@graztourismus.at
www.tiscover.at/graz/

Text: Christina Merl
Translation: Sachiko Kurashina

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