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アート・フューチュラ 2002

HAPPENINGText: Daniel Ramirez Centurion, Maria Paz Pedreros

ライブ展覧会では、通常の美術館では体験できない興奮を味わうことができた。ポール・フレンドランダーによる光彫刻は、リアルタイムでアート作品を制作することについての証明とも言える作品だ。

『これら2つのインスタレーションにはそれぞれ、「ハイパー・ソフィアーズ(ハイパー球)」、「ウェイブ・エクエイション(波の均等化)」という名前がついています。数学的なテーマを選んだのは、ケンブリッジ大学の教授でもあり、ロイヤル・ソサイエティーの特別研究員でもあった私の父、FG・フレンドランダーに敬意を表するためです。父は昨年亡くなりました。父にとって波は永久的に追い求めていた興味の対象でもありましたし、また私も強く魅かれています。ウェイブ・エクエイションは、父の本「ザ・ウェーブ・エクエイション・オン・ア・カーブド・スペース・タイム」(湾曲した空間時間における波の均等化)からとりました。ハイパーソフィアーズは昨年制作した作品ですが、更に大きなハイパーソフィアーズと、3Dによるデータプロジェクションも追加しました。ウェーブ・エクエイションは、このイベントに向けて制作した作品です』。ー ポール・フレンドランダー

写真からも御覧いただけるように、天井から吊らされた螺旋状のロープから光が発せられる。光と自転車の車輪だけで作られているにもかかわらず、そこからはデジタルアートのホログラフィック的な感覚が感じられた。

また会場では、このフェスティバルのために制作された、HI-RES!マイクロミュージックJODIチーム・シマン、ロボットダックなどの作品が紹介された。

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