DEZSO SZABO 写真展

HAPPENING


5月上旬、ブダペストの「ビンテージ・ギャラリー」で、自然に対する面白い観点を持った、あるハンガリーの写真家によるエキシビションが開催された。その写真家 DEZSO SZABO は、 写真のフレームのなかにある自然の力を含めて、他の写真家に比べてかなり進んだところにいる。

「トルネード」と名付けられたこの写真シリーズは、カンサスやオクラホマのような熱くて乾燥した地域を黒く渦を巻きながら脅かす竜巻きのカラー写真(暗い夏空の下にある不規則な道路、フェンス、電柱など)をフィーチャーしている。

実は、オクラホマ・ツイスターの写真ではない。アメリカのどこの写真でもない。彼はブダペストにある自宅のキッチンで竜巻きをつくり出すのだ。タンクの水でつくった渦巻きのなかにインクをたらし、カメラに収める事のできるおとなしい竜巻きを作っている。田舎町の情景の部分ですら卓上の模型なのだ、とギャラリーは説明している。

トルネードやハリケーンのような渦巻きの嵐は猛威を振るうが、たった数分、数時間しか続かない。少なくとも地球上においてはそのぐらいしか続かない。天文学者は木星には巨大な色付きの嵐赤い「目」が存在し、分厚いガス層と冷たい空気をもって何千年と続くと考えている。しかし、どうしたらこれら得体の知れない液体から成るダイナミックな渦巻きを証明したり発見を進めたりできるのだろう。

彼は、次の波に乗って彼の自家製渦巻きによる今の流れをひっくり返し、彼のキッチンの研究の中で何か発見するかもしれない。500年後、芸術と科学が互いの存在を押し流しはじめるかも?

Text: Mark Griffith From Live Budapest
Translation: Naoko Ikeno

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