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ここ数年、「昔に比べて書店に活気がない」ひどい時には「面白くない」という事を聞いたりする事があります。実際のところ、書店には面白い本が無いわけではなく、むしろ様々なジャンルの本が増えたといってもおかしくはありません。ではなぜ、そのような話しを聞くのでしょうか。
8月27日にオープンした「PROGETTO」という新しい本屋は、その疑問について真正面から取り組もうとしています。既存の出版業界で出来ない新しい本屋とは、どんな形なのでしょう?「PROGETTO」を運営するプロジェット・ケイ・ワイの方々にお話を伺いました。

既存の出版界で出来ない新しいお店とはいったいどんな事でしょうか?


色々なクリエイターの方々と、フリーな形で協力体制を取るのが一つですし、それから商品の取り扱いに関しても流通の問題とか、特に取次ですね。 GASBOOKなんか典型だと思うのですが、変わった形態のものや、紙媒体じゃないものが非常にやりにくい環境だったんですよ。そういったものも含めて、形態ではなくて内容で商品を構成していきたいという考えがあって、でもそういった事をやろうとしても、既存の書店だとすごい限界が多いんですよ。流通の問題もあるし、組織上の問題だとか、いろんな事がね。このお店の中ではただ本を売るだけでなくて、連係して展示だとか、イベントをしたり、総合的にクリエイションを援助していくという形を取りたかったんですよ。ただ来た物を売るだけではなく、作り手と販売側がもう少し密接な協力体制でいい売り方をしていきたいと考えています。作り手は作り手として商品にいろいろメッセージを込めて作っているわけで、それを違う意味に持っていくのは違うと思っているから、やっぱりその辺はしっかり伝えていきたいし、逆に言うと「クリエイターが気づいていなかったメッセージの出し方も、この商品にはあるんですよ。」という事も見せてあげたいし。そういった色々なやり方が販売の現場では実際に出来るにも関わらずやっていないんですよ。それをやりたい。

クリエイターとの連動によってPROGETTOから何かを出版したり発表していく事は考えていますか?

オリジナルグッズを作る事とか、オリジナルな出版物を作ったりとか、将来的には考えているんですけど、なにせ二人で作って、組織的にも足固めが必要な時期ですし、それは本当に将来の話しで、現時点ではまだ…..。あとは、展示だったり、トークショウのようなイベントの協力体制から始めようと、あとは基本的には自費出版物の販売を、僕らも商売ですから無期限ではないですけど、委託で2月間販売します。その後継続的に売っていくかどうかは、売り上げ数だとかこちらの判断でやらせていただきます。そういった形で若手の方々にも場を提供したいと考えています。

無条件に置くのではなくて、審査もあるのですか?

今の段階では、法的に触れるとかがなければ、後、お店の品ぞろえの方向性もありますので、その方向性に大きくずれていなければ、基本的に、昨日も一件あったのですが、だいたいどうぞという感じです。

インターネットを使った展開も考えていますか?

ホームページはオープン前に始めようと考えていたんですけど、なかなか進まなくてですね。施設面とか商品面の問題で。オープン後に体制を整えてから始めようと考えています。

「PROGETTO」はデザイン/写真/建築/アートをメインにしたクリエイター向けのビジュアル専門書店。DVD、CD-ROMなどデジタルコンテンツ、アーティストのプリント、ポスターの販売も行い。多様な価値観を見やすく編集した形で提示し、クリエイターとお客さんとを結んだ、情報を発信していける、書店の新しい未来形を作ろうとしています。書店という総合メディアの強さを押し出した、ワクワク出来るお店作りを期待したいです。

PROGETTO
住所:神奈川県川崎市小川町4-1 川崎チネチッタ LA CIITADELLA内
TEL:044-211-4616
info@progetto.co.jp

Text: Akira Natsume

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