マックワールド ’99

HAPPENING

最近のAppleは絶好調だ。
昨年夏のiMacの発表以来、会社自体を180度転換し、調子を取り戻した。Appleが提案する「iMacの進化形」とも言えるiMacの子孫、iBookの発表と共に今年のAppleは 以前より強力になっている。


Appleの取締役代理のスティーブ・ジョブスによるスピーチが午前中に行われ、ジャビットセンターは何千もの人で超満員だった。
行列がビルとブロックの周りを文字どおり取り囲み、5月に全米で放映されたTV映画「Pirates of Silicon Valley」で、ジョブス役を演じた俳優ノア・ワイリーによるジョブスそっくりの物真似で始まったスピーチは愉快で面白く、観客の期待を少しも裏切らなかった。

ジョブスはQuicktime TVやMacOS 9、トイストーリー2などの新製品を発表し、その中で最も魅力的だったのは、もちろんiBook。iBookはジョナサン・アイブと彼のチームによってデザインされ(彼の名前が出なかったのが残念だったが)、美しく魅力的なだけではなく、速さもパワーもすごい(300MHZ G3プロセッサー、6GBドライブ)。その上価格は1599ドル(約19万円)。

最近のAppleコンピューターの背後にある共通のテーマは、半透明なきれいな色とハンドル。先に発売された2つのデスクトップライン、iMacとG3パワーマックにもハンドルが付いているが、あまり役に立たないものだった。iBookは違う。
iBookのハンドルには大きな意味があり、どこにでも持って行きたくなるポータブル装置が付いている。

Appleが新たに着手したものとして発表したのが、AirPort。本当の意味でラップトップをポータブルにすることが可能になる、ワイアレスのテレコミュニケーションだ。
今のところ、ユーザーはインターネットに接続するためには、電話のジャックかETHERNETのコンセントにプラグを接続しなければならないが、AirPortを使えば、iBookにカードをインストールするだけで完全にワイアレスでインターネットを楽しむことが出来るようになる。

市場支配のための言い訳として革新の自由を主張する会社とは違い、Appleは革新的なだけでなく愛らしく魅力的な製品を生み出す努力をしている。そのうち、僕達の生活も変わって行くだろう。徐々にではあるが、確実に変わりつつある。

Text and Photo: Rei Inamoto From Interfere.
Translation: Mayumi Kaneko

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