名和晃平「メタモルフォーシス・ガーデン(変容の庭)」
開業4周年を迎える銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」の吹き抜け空間で、彫刻家・名和晃平によるインスタレーション「
GINZA SIXでは、開業時に話題となった草間彌生をはじめとする、世界で活躍するアーティストの作品を展示してきた。開業以来初の大規模なリニューアルを行う今春、新たな施設の顔となる名和晃平が手がけた新作アートは、生命と物質、その境界にある曖昧な存在が共存する世界をテーマにしている。
本作品は、瀬戸内海・犬島で2013年に発表した作品の発展形として、施設中央の吹き抜け空間に、3階とレベルを合わせる形で、アルミナ(セラミックス)とマイクロビーズの粒で覆われた、不定形の島々と生命の象徴として雫と鹿の彫刻を配置し、コロナ禍における現在の状況のような、混沌から生じる新たな物語をインスタレーションで今回表現した。
また、5月上旬から世界的な彫刻家・アントニー・ゴームリーなどとの合同制作でも知られる振付家・ダミアン・ジャレとの共作によるAR(拡張現実)のダンスパフォーマンス映像が、実際の彫刻作品上に重なり現れる(※)ことで、さらに絶えず変容する世界が展開される予定だ。
名和晃平「
会期:2021年4月12日(月)〜2022年4月30日(予定)
営業時間:10:30〜20:30
会場:GINZA SIX 2階中央吹き抜け
住所:東京都中央区銀座6丁目10-1
TEL:03-6891-3390(代表)
https://ginza6.tokyo/news/94805
※AR鑑賞については、「au Design project」の公式ウェブサイトを参照ください
Text: Editor