「地方:世界の未来」展
建築家・都市計画家のレム・コールハースと自身の建築設計事務所「OMA」の研究機関である「AMO」による、今日の田舎への洞察を通して未来の憶測を提示する展覧会「地方:世界の未来」が、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で2月20日から開催される。
これは、グッゲンハイム美術館がアート以外のものを扱う初の展覧会。本展では、現代のレジャーの概念、政治的な力による大規模な計画、気候変動、移住、人間と非人間の生態系、市場主導の維持、人工と有機の共存、そして世界の景観を変える急進的な変化など、レム・コールハースの目を通して、緊急の環境、政治、および社会経済問題に対処するもの。『このような展覧会は、20年前には実現不可能だっただろう』とレムは話す。
現在、大阪国立国際美術館で開催されている、実現しなかった夢の建築を紹介する展覧会「インポッシブル・アーキテクチャー ― 建築家たちの夢」に参加中のレム。日本では、福岡の集合住宅・ネクサスワールドや、表参道にあるコーチ・フラッグシップをOMAニューヨーク事務所代表でパートナーである重松象平と手掛けるなど、日本との繋がりも深い。本展では、日本にまつわるプロジェクトも紹介される予定だ。
Countryside, The Future
会期:2020年2月20日(木)〜8月14日(金)
開館時間:10:00〜17:30(木・土曜日20:00まで)
会場:Solomon R. Guggenheim Museum
住所:1071 5th Ave, New York, NY
入場料:一般 $25, 学生・シニア $18
https://www.guggenheim.org
Text: Editor
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