マーク・グロッチャン「50 KITCHENS」
NEWSText: Satsuki Miyanishi
マーク・グロッチャンの個展「50 KITCHENS」が2018年5月20日から8月19日まで、ロサンゼルス・カウンティ美術館(通称LACMA)にて開催されている。
ロサンゼルスに拠点を置くマーク・グロッチャン(1968-)が2002年から制作を続けている「バタフライ」シリーズに加え、彼のアトリエから今回初めて最新作「50 KITCHENS」(2013-18)が展示される。一つの作品として考えられた「50 KITCHENS」は、彼がキッチンの壁の寸法の設計図を黒とクリーム色の色鉛筆で描いた一つのシリーズから着想を得ている。
その後の50以上の色彩描画は、(トスカーナレッドや明るく淡い黄緑色であるシャルトリューズ酒色、草色、カナリア色の様な)放射状の色のペアを探究し、それらが組み合わせられた多彩な展示が作り出されている。この作品には、ワシリー・カンディンスキーや1960年代のオップアートの作家など、色、光、光学に関心のあるアーティスト作品の要素が取り入れられており、そこには新しい作品に継ぎ目なく統合された早い時期の作品描画の痕跡も垣間見ることができる。
Mark Grotjahn “50 Kitchens”
会期:2018年5月20日(日)〜8月19日(日)
時間:11:00~17:00 (金曜20:00まで、土曜・日曜10:00~19:00)
休館:水曜日
会場:ロサンゼルス・カウンティ美術館
住所:5905 Wilshire Blvd., Los Angeles
入館料:一般 $25, シニア & 学生 $10, 18歳以下無料
TEL:+1 323 857 6000
https://www.lacma.org
Text: Satsuki Miyanishi