白川千佳
PEOPLEText: Taketo Oguchi
このキャラクターはいつどのように生まれたのでしょうか?
高校生の頃、地元である大分のセレクトショップで見た、加賀美健さんの「ミルクマンTシャツ」に影響を受けています。加賀美さんの描く、よく分からなけどカッコよくて、インパクトのある不思議なキャラクターに惹かれて、自分もそんなキャラクターを作りたいと思い描き始めたのがきっかけです。専門学生時代からずっと描き続けているので、徐々にブラッシュアップしながら現在に至ります。
「飛んでいくもち」
2019年 / 270 × 270 mm / アクリル絵具・マーカー
作品のコンセプトはありますか?
自分自身も楽しく、見てくれた人も楽しくなる絵、よく分からないけど気になる存在感があるかを重視しています。
「ただそこにいるだけ 3人」ただそこにいるだけでいいんだよ。
2019年 / 530 × 530 mm / アクリル絵具・マーカー
制作の背景やストーリーの有無やアイディアなどについても教えてください。
背景やストーリーはあまり考えずに、とりあえず手を動かしノートに沢山落書きをします。その中から面白い動きや、感覚的にいいなと思った表現をピックアップして構図を考え、作品に落としこんでいます。
今年新たな作品発表の機会が何かあれば教えてください。
グッズは少し作っているのですが、表現の幅を広げるため絵としてのキャラクターを一旦封印して、新しい表現を模索中です。まとまった作品ができたら、どこかで展示をしたいと考えています。
「大きな横たわる裸婦」
2020年 / 530 × 727 mm / アクリル絵具・マーカー
今年もアンノウン・アジアに参加されるそうですね。どのような作品を出品する予定でしょうか?
有名絵画をモチーフにした人物画です。今まで、自分には無理と思って避けてきたものに、あえて向き合うための新たな挑戦です。
また、今年はオンラインでの開催となりますが、どのようなことに期待されますか?
より多くの方に見てもらえる機会が増えると思うので、とても楽しみです。作品を展示するだけではなく、レビュアーの方々やお客さんとコミュニケーションを取りながら参加できるので、頑張り次第でより多くのチャンスを掴むことができるのではないかと期待しています。
UNKNOWN ASIA 2020 ONLINE
会期:2020年12月12日(土)、13日(日) ※11日(金)は関係者およびVIP対象
時間:10:00~20:00
会場:オンライン(unknownasia.netへアクセス)
主催:UNKNOWN ASIA 2020 実行委員会
https://unknownasia.net
Text: Taketo Oguchi
Photos: Courtesy of the artist, © Chika Shirakawa
