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キャリン・セヴェノー

PEOPLEText: Joanna Kawecki

シドニーを拠点として活動するフォトグラファー、キャリン・セヴェノーの詩的な写真は、世界を魅力的な色と光に変換させている。彼女のドリーミーで、光が飛んだ作品は、優雅で落ち着いた女性的な美しさを反映している。際立つ繊細なエレガンス。

彼女のクライアントには、ローリングストーンズ誌やヴォーグ誌などがあり、五感の喜びといえる個人的な彼女の作品も掲載されている。旅とコラボレーションからインスパイアされて、キャリンは “愛するものを撮影する” ということをすすめている。この言葉が、彼女と彼女のイメージを完璧に要約している。

Carine Thevenau

自己紹介と、ご自身のチャームポイントを教えて下さい。

私の名前はキャリン・セヴェノーで、シドニーを拠点に活動するフォトグラファーです。私のチャームポイントは、目かな。

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あなたが撮った初めての写真を覚えていますか?写真に対する興味は、いつからあったのですか?

ええ、写真キャンプの4年目(8歳の時)に、オーストラリアの南西岸の森のモノクロフィルム写真を撮ったのを覚えています。その写真は光が飛んでいて、キャンプのあとクラスで自分の写真をプレゼンテーションしたとき、みんなに光を入れすぎだと批判されました。私は「でも、これが私が見せたかった世界なの」と返答しました。私はそれをとても魔法のようだと思いました。私の写真への興味はこの頃から明確に始まって、母は撮影機材とともに私を日帰りの旅行に連れて行ってくれるようになりました。母はいつも、違うタイプの光の話をしていて、立ち止まってはモノの詳細を見つめ、なぜそれらが美しいのか、もしくは醜いのか、そしてどう感じるのかを分析させました。最初の頃は、ただ母は真似をしていたように思います。

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瞬間を切り取ったり、誰かのポートレイトを撮るとき、あなたは頭のなかで何か特別なことを考えていますか?

私のカメラが誰かを直接とらえているとき、私はその人に、自分がどう見られたいかということを忘れて欲しいと思っています。彼ら自身で、どこか別の場所へ行ってほしいのです。撮れば撮るほど、これは、私と被写体とが繋がる時間だと感じます。一部のフォトグラファーは、ポートレイトの多くが、セルフポートレイトにかえってくるものだと信じています。私もそうです。他のフォトグラファーが見つめ求めているのは他の何かだと理解していますが、私の場合はこれを貫き、顔だけではなくもっと深いものが現れる瞬間を待っているのです。

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