シャウト・アウト・ラウズ
PEOPLEText: Victor Moreno
メンバー全員が子供の頃からお互いを知っているバンドと聞いているが、どのように一緒に成長し、音楽的のどのようにバンドに影響を与えあてきたのですか?
友人と共に歩むのは楽しいが、仕事なのでたまにシンドイ時もある。仕事から離れても友人同士でいたいので、お互い発言する内容には注意を払っているよ。でも他に特にはないね。
シャウト・アウト・ラウズを結成した経緯を教えて下さい。
テッドと僕はレコードを貸し借りし合い、バンドや音楽について語ったりしていて、テッドはそれまでバンドに入ったことなかったんだけど、バンドを始めたかったんだよね。僕はバンドで少し飽きてしまったけど、テッドが僕に説得した翌日にカールに電話をし、ドラムマシーンを導入したバンドを3人で始めたんだ。Bebbanとエリックはその数ヶ月後に加わり現在に至るという感じ。
「Our Ill Wills」の後、メンバーは世界のあちこちにバラバラとなって別々の活動をしてましたよね。その後なぜ再結成を決め、現在の活動をするようになったのですか?
僕らは一旦あらゆるものから休息が必要だったんだ。ツアーからもお互いからも。だけど、みんな、また戻ってレコーディングするだろうことは分かってたよ。だから僕らにとって一旦解散したのは本当に良かった。メンバー全員が強さを取り戻せたからね。
5月現在はアメリカツアー中で、いつも大観衆がいますね。ヨーロッパから、もっと言うと、スウェーデンから来ているということにアメリカの人達が特別に注目していると思いますか?
そうかもしれないけど、わからないね。スウェーデンは素晴らしい音楽で知られていて、もちろんそういうことが影響しているかもね。
アメリカでプレイする中で、何が一番好きですか?
今のところ全部だね。
これまでのツアーはどんな感じでしたか?
最高だよ。今はトロントにいるんだけど、この街には楽しいパーティがいつもあるよね。
アメリカやヨーロッパのツアー後は、アジアをまわる予定はありますか?
新年はオーストラリア辺りで、うまくいけば日本に行けるかも。前回日本に行ったときはとても楽しかったよ。僕らに酒を(笑)!
新しいレーベルを立ち上げますか?あるいは、デジタル配信はどうでしょう?
今ちょうどリリースに向けてディストリビューションに話し合い取り組んでいるよ。
シャウト・アウト・ラウズの独特で優れた作風のアートワークやグラフィックデザインは、現在誰が担当されてますか?
僕とカールが担当しているよ。僕らは二人ともデザイン学校出身で、今でもアート作品に取り組んでいるんだ。どのアルバムもいろんなことからインスパイアされてつくってる。「ワーク」は、昨年逝去した偉大なフォトグラファー、アービン・ペンによってインスパイアされたもの。あらゆる物に関わることは僕らにとって大切なんだ。僕らはそんなになんでもかんでもコントロールはしないけど、最終的な結果が委ねられてるほうがいい。頑張れるからね。
Text: Victor Moreno
Translation: Megumi Tsuruoka
