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横浜国際映像祭 2009

HAPPENINGText: Wakana Kawahito

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「音楽映画・第九番」安野太郎

壁には、インターネットと文字を使った作品である、ニコニコ動画や、中ザワヒデキの「二三字三九行の動的文字座標型絵画第三番」が投影され、奥では、安野太郎がつくった映画のための音楽ではなく、音楽のための映画である「音楽映画・第九番」を発表。安野太郎の“映画音楽”は音楽というよりもまるで“つぶやき”みたいで、とても現代的な映像のつくられ方だと感じた。

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「見ることは信じること」八谷和彦

つぶやきといえば、八谷和彦の「見ることは信じること」は、今回の展示の一部に、ツイッターを使用。ツイッターでリアルタイムに発信した文字情報を展示場で流すという現代的な試みがなされている。

ところで、今回の映画祭では「CREAMコンペティション」も開催。世界42カ国から922件の応募があり、その形態も、映画、アニメーション、ドキュメンタリー、実験映画、映像パフォーマンス、インスタレーションなど様々。

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「VOICE-PORTRAIT〜self-introduction〜」松島俊介

その中から、松島俊介の「VOICE-PORTRAIT〜self-introduction〜」がCREAM大賞として選出された。これはインターネット上に存在する他者の自己紹介映像の音声に作家本人が模倣したセルフポートレート映像を組み合わせるという作品で、Tumblrのリブログという機能を生かすことで、多くのユーザーへ広がることを目的としている。

次は、DOTMOV FESTIVAL 2009も行なわれている、シアタースペース。DOTMOV2009は11月中のほとんど毎日上映しているので、スケジュールを確認して是非観に来てほしい。

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