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カッチャ・ボンファント

PEOPLEText: Yurie Hatano

インスピレーションはどこから得るのでしょうか?

難しい質問ですね…。物語りや、日々の生活からでしょうか。他の人から受ける、変わった答えや変わったふるまいが大好きです。みんなの様々なリアクションがすごく面白い。


Cover of my private CD : “sous l’eau” (under water)

自身の音楽を手掛けているということですが、どのようなものですか?

“ふざけた”歌を沢山書いています。主にそれは、山の中の小さな村にいた頃から知る友人のために。書いた後に音をつくり、その後にビデオをつくります!また、プロ仕様の本物の楽器を沢山使います。これには理由があるわけです。音楽は私にとって、“本物のミュージシャン” だけのものでは無く、万人のためのものであり、大きな感情を持つコミュニケーションの一つだと考えているということです。誰もが音楽をやるべきで、それが良い音楽かそうでないかは関係ない。音楽は全ての人間に備わったものですから!


The fine art school of Valence

ドイツ・シュトゥットガルトにあるアカデミー・シュロス・ソリテュードのレジデンスに行かれるということですが?

はい、そうです!創立者のイアン・アンダーソンに会えたらいいなと思ってます。彼が私を選んでくれました。彼の作品は大好きです。今年の9月に始まるので、あまりここで言えることはありませんが、とてもとても楽しみです。そこで、ほかのデザイナー達に会ったり、自分のプロジェクトに取り組むわけです。どんな種類のアーティストも、6ヶ月から12ヶ月に渡って宿泊できるという素敵な場所。ミュージシャンもいればデザイナーもいて、森の中の城の様!この地域は輝いていて、でも同時に幽霊でも出てきそうな雰囲気!


Trailer of Big Gore No, video

今回のカバーデザインのコンセプトを教えてください。

フィリップ・K・ディックのように、ピクセル以外の要素を使って、少しサイエンス・フィクションを取り入れました。(ピクセルは好きなのですが。)動きの中にある異なったステップを表現できればと思いました。触り続けると、カエルはジャンプして飛んでいきます。

今後チャレンジしていきたいことはなんですか?

訪れる人が迷わないようなウェブサイトを作ることです!!そして、自分のための仕事をもっとできるようにすること!というのは、毎回自分のプロジェクトを優先させることができなくて、悲しくなるからです。なんでクライアントにはすごく良い働き手になれて、自分のためにはできないのか、と。それから、大きなコマーシャルスターのビデオクリップを作りたいとも思っています。“ビヨンセ”とかね!これはバカな夢ですが。でも、今ある特にヒップホップやR&Bのビデオクリップには、とても飽きさせられるのです。もっと良いものをつくれますよね。違う?

次のプロジェクトは、ビデオとドローイングをミックスさせたアニメーションフィルムを作ることです。ミュージカルのようになる予定!いつものように “ふざけた” 歌を取り入れてね。ビデオにドローイングをするのが好きです。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

日本にはすでに2回ほど行っています。東京には7ヶ月間住んでいました。素晴らしい体験で、全てのことから刺激を受けたものです。その時のことを、いつか本にしたいと思っています。そこで描いた変な絵や、変な写真を元にね!それは1998年の事で、どんな街にも “コギャル” が溢れていました。(もうそんな言葉は使わないのでしょう、7年も前のことだから!)どんなストリートでもコギャルは私を指して「かわいいーー!」って言っていました。私が美しいからじゃなくて、多分彼女らは、私をダイアナ妃かだれかと思っていたようです。日本の古いものと新しいもののへんてこなミックスが大好き。デザインも好きです。それから日本の神様と幽霊の話もね。ということで、読者のみなさま、素晴らしい作品とスピリットをありがとう!!質問があればどんなことでもメールください。

Text: Yurie Hatano

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