スケッチ

PLACEText: Mike Sullivan

2002年ロンドンのメイフェアで、新しいタイプのエンターテイメントスタイルのレストランがオープンした。食事をする場所としてだけではなく、アート鑑賞や音楽も楽しむことができる。スケッチのコンセプトは料理がベースではなく、アートを完璧なものにするために料理があるのだという。さらに、同じ建物にコンセプトの違うレストランが二つ、朝食からアフタヌーンティーまでのメニューが揃うパーラーや、二つのユニークなバーまであり、ここを一つのレストランと表現するのには違和感がある。

スケッチ
Gallery

ここスケッチでは今まで50以上の展覧会が開かれ、2012年には10周年記念としてターナー賞受賞者マーティン・クリードが、「ギャラリーレストラン」を彼のインタラクティブな一つの作品として作り上げた。DJがこのエキサイティングな会場に、全ての種類の音楽が融合するかの様な音楽を提供し、素敵な雰囲気を作り出している。美味しい食事、お洒落なお酒、更には空間を嗜み、その中に散りばめられたアートを楽しむ、ここは未来のレストランを象徴しているかの様である。

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Parlour

スケッチの建物は思った程目立たないが、スーツ姿の丁寧なドアマンが外で待っている(もちろん雨が降っていても)。入って右手にあるパーラーは18世紀をモチーフとする空間となっている。そこではアフタヌーンティーを楽しむことができ、午後6時以降はカクテルバーになる(午後9時からは会員制)。スケッチ内部での案内は、有能なスタッフが迅速に対応してくれる。

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Lecture Room & Library

裏手にはギャラリーレストランの他「グレードバー」や「イーストバー」があり、2階では「レクチャールーム」や「ライブラリー」という名前のレストランがあり、ライブラリーはインテリアデザイナーのガーバン・オキーフによってデザインされたミシュラン二つ星のレストランだ。

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