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ナイキ・プレスト 04

THINGSText: Sachiko Kurashina

アイディアやコンセプトについて教えてください。

「インスタント・ゴー」とは、活発なユースカルチャーの表現で「常に“オン”の状態、常に準備ができていて、即時に動くことができ、そして“テクノアクティブ”」である事を意味します。テクノロジーとアクティビティの融合です。このカルチャーを形態化したのがナイキのプレストです。ニーズに答え、簡単でシンプル、そして即時に体にフィットする、「インスタント・ゴー」な商品です。

今シーズンの「インスタント・ゴー」は、パンアジア都市を遊動するアートを通じて表現するアーバン・アクティブ・エクスプレッションです。どのようにムーブメントを鼓舞できるのか?

このキャンペーンの素晴らしさの一つは、若者がテクノロジーを通じて物質的にそして芸術的に自分を表現する新たな方法をナイキが提供できたという事です。通常は平面的なアートを、アジア都市内を動き通るものにしました。国際的なポスト・グラフィティー・アーティスト、デジタルモーション・グラフィック・アーティストとDJのコラボレーションによって様々な表現を一つにまとめ、ユースカルチャーやムーブメントを鼓舞する作品を完成させました。

「インスタント・ゴー」はただの「広告」ではありません。世界中の創造的な若者を支持するナイキの献身的な姿勢、コミットメントを示しています。

ビジュアルには実際のスポーツシーンも含まれていますが、各アーティストの作品の融合とオリジナルミュージックがもたらす感情的な効果がムーブメントのインスピレーションを及ぼしています。そして「インスタント・ゴー」ライフに参加するインスピレーションを与えています。

「インスタント・ゴー」のコンセプトはこのムーブメントのカタリスト、つまり促進の働きをするものなのです。

プレスト作品(プリント及びビデオ)のコンセプトとしては、スポーツにインスパイアされクリエイティブに活動するようになった方々を探し、ナイキにしかできないようなコラボレーションを完成させ、そしてこのようなアクティブ・ライフをアナログ(ペインティングやグラフィティ)とデジタル(アニメーション+メディアテクノロジー)、そして新鮮なミュージックを調和して表現できる方法を探し続けること事が「インスタント・ゴー」第2シーズンの重要なテーマでした。

まず各自の文化の代表とも言える人を集め、国境や領域を超える国際的なチームを結成しました。

プロダクションではどのような人達が参加していますか?

デイビッド・エリス(ニューヨーク):有名なストリートアート集団・バーンストーマーズのクリエーター兼リーダー及び「プレスト04」のアーティスティック・ディレクター。彼らのアート・パフォーマンス・ビデオはアート/スケートボード/グラフィティ集団の中では世界的に有名。そして彼のコラボレーションはポストグラフィティ・ムーブメントの代表作となっている。

サス(中目黒、東京):ストリートやスポーツカルチャーに刺激されて作品作りを始めた才能あるアーティスト。彼女のようにストリートで信頼性を持つ若く、創造力の強い女性がチームの一員であるのは素晴らしい事です。サスの作品はチームのハイパーエネルギー的なイメージに対比する穏やかさと控えめな要素をもたらしました。

フレック(香港、中国):私達が新たに発見し、デイビッド・エリスを感銘させた、19歳の若手アーティスト。バーンストーマーズの存在や、彼らとのコラボレーションがどれだけ影響を及ぼすか彼自身全く知らなかった。

モーション・セオリー(ロサンゼルス):モーショングラフィック・デザイナーの若手チーム。彼らのデジタルやクリエイティブなスキルが上記アーティストを4次元の新たな空間とモーションへと導く。マット・カレンとはロサンゼルスのイマジナリー・フォーシズで出会って以来、コラボレーションをしています。

DJアッパーカット(東京):スケートボードを通じて音楽を発見し、現在ストリートシーンで最も注目される若手アーティストの一人。

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