ドリーム・チェイサー

PLACEText: Alistair Beattie

このような工程の中、残りのクロマソマチームはコンセプト用のデッサンと、動きが入る場面のコンピューター・ビジュアライゼイションの制作を進めていた。また、同時進行でロゴ、シグナル、その他のグラフィックコンポーネントの制作も行われていた。西洋の自然を表したシーン、ビーチのシーン、そして幾つかのファンタジーチックなシーンを含む、合計6つのスペースがデザインされた。これで「ドリーム・ハイウェイ」の完成だ。

このプロジェクトの為に、クロマソマチームにはクリエイティブなパートナー、デジタル・アモが参加してくれた。キャラクター・アニメーターとして、第一線を行く彼らは、乗り物が従って動くモーション通路の制作を担当。(3ヶ月という)ギリギリの締め切りに当然の事ながら緊張した様子だったが、難題をこなしながらも素晴らしい仕事をしてくれたし、できる限りでの素晴らしい解決策を提案してくれた。

最後のスクリプトのレコーディングが行われた時に、キャラクターの外見とセットの幾つかの制作を行っていたクロマソマ。デジタル・アモは、パーク・アベニューとの協力で、プロジェクト全体をガイドする役目をもつアニメーションの制作に取り掛かっていた。

今回のプロジェクトの最も興味深い出来事の一つは、映画の内容が、人々を没入させる椅子の能力によって決定されたことであった。 クロマソマとデジタル・アモ・チームはどちらも「従来の」映画製作の経験が豊富だが、これは私たち全員にとって非常に新しいことであり、この非常に特殊な使用法に最適なものを考え出すためにすべての戦略を再考する必要があった。

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