© クシノテラス

福祉現場で働いてきたキュレーター・櫛野展正が、広島県福山市に開設したアウトサイダー・アート専門ギャラリー「クシノテラス」のオープニング展として「極限芸術２～死刑囚は描く～」が4月29日から開催される。

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現在、日本には120余名の確定死刑囚が存在するが、判決を受けた死刑囚のその後が語られることは少ない。本展では、死刑制度の是非を問うのではなく、社会的に「悪」とされる人々の芸術を通じて、既存の常識や価値観が再考されるきっかけとなることを願い、2005年から「死刑廃止のための大道寺幸子・赤堀政夫基金」により集められた確定死刑囚による新作絵画を中心に展示紹介するという。

会期中、同市内の「クシノテラス オフィス」では、5月29日に編集者で写真家の都築響一、7月4日に脳科学者の茂木健一郎をゲストに迎え、本展に関連するトークイベントが開催される。

クシノテラス・オープニング展「極限芸術２～死刑囚は描く～」
会期：2016年4月29日（金・祝）～8月29日（月）
時間：12:00～18:00（土・日・月・祝日に開館）
会場：クシノテラス ギャラリー
住所：広島県福山市花園町2丁目5-20  2階
入場料：一般500円、小学生以下・障がいのある方は無料
kushiterra@gmail.com
https://kushiterra.com