折笠良「ドローイングス」展

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「水準原点」ドローイング, 2015, © 折笠良

言葉や文字と画像との関わりを実験的に表現するアニメーション作家、折笠良の原画展が、東京の短編アニメーション専門ストア&ギャラリー「Au Praxinoscope」(オープラクシノスコープ)にて、7月29日までの金・土曜日に開催されている。

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折笠良は、詩や文学をモチーフに、繊細に手の込んだ独特な世界観を示す短編映像を発表しており、2015年に発表した作品「水準原点」は、第70回「毎日映画コンクール」大藤信郎賞のほか、世界4大アニメーションフェスティバルに数えられる「ザグレブ国際アニメーション映画祭」でゴールデンザグレブ賞(準グランプリ)を日本人として初めて受賞、さらに「オタワ国際アニメーション映画祭」で最優秀実験・抽象作品賞を受賞するなど国内外で高く評価されている。

本展では、彼の意味と形象の間を揺れ動くイメージの変容の秘密に迫るべく、アニメーション作品に使用された原画やドローイング23点を展示・販売、また創作のきっかけとなった本や創作過程の見取り図なども展示されている。

折笠良「ドローイングス」展
会期:2017年4月22日(土)〜7月29日(土)
時間:金・土曜日 13:00〜19:00
休館:月〜木・日曜・祝祭日
会場:Au Praxinoscope
住所:東京都世田谷区奥沢7-13-11 B1F
TEL:03-6809-8153
https://www.praxinoscope.jp

Text: Ayumi Yakura

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