Simon Starling, Still from At Twilight / The Hawk’s Dance (Choreographed by Javier De Frutos in association with Scottish Ballet), 2016. Courtesy of the artist and The Modern Institute/Toby Webster Ltd., Glasgow

ターナー賞を2005年に受賞したイギリス出身の美術作家・サイモン・スターリングの最新作品を紹介する大規模個展が、ニューヨークのジャパン・ソサエティー（JS）ギャラリーにて、2017年1月15日まで開催されている。

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スターリングは、物事の裏側に秘められた歴史やエピソードを丹念なリサーチから見つけ出し、異なる文化の間の出会いや融合、伝統と近代の摩擦や影響を浮き彫りにしながら、様々なメディアによる作品を生み出している。

本展では、「能」に始まる日本と西洋の間で起こった交流と影響の連鎖に、スターリングの視点によって現代から光が当てられている。今から100年前、アイルランドの詩人W.B.イェイツが「能」に影響を受けて書き下ろした舞踏劇「At the Hawk’s Well」（鷹の井戸）初演時の写真を元に、日本の職人と共同制作で面と衣装が再現された他、３つのギャラリー空間における複合的な展示で、「能」をめぐるストーリーが時空を超えて明かされる。

展覧会「サイモン・スターリング：トワイライト／逢魔が時に（W.B.イェイツ以後、能の円環）」
会期：2016年10月14日（金）～2017年1月15日（日）
時間：11:00～18:00（金曜日21:00まで、土・日曜日17:00まで）
休館日：月・祝日
会場：JSギャラリー
住所：333 East 47th Street New York, NY 10017
TEL：(212) 715-1258
http://www.japansociety.org/gallery