The First Known Map of the Moon, 2016, paper, bamboo, acrylic, wood, and Dacron © Jacob Hashimoto

ジェイコブ・ハシモトの個展「世界初の月面地図」が、ニューヨーク五番街にあるメリー・ブーンギャラリーにて始まった。彼の作品は、絵画と彫刻を組み合わせた複雑な天体模型のようだ。

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本展でハシモトは、世界を秩序立てながら、人間の恒久的関心（探究心）に思いを馳せる関係性を表現。古代の天体地図や、まだ見ぬ過去の資料に描き込まれた知識の探求は、新しいイメージや新しいカラーパレットの発露として機能する。

また樹脂飽和紙モジュールを構成した２m四方の作品10点を壁に提げるという新しいインスタレーションを展示しており、この身体性を持った作品は彼自身のこれまでの大規模作品からの離脱を意味している。同時に、半透明なディスクを多用した新作の建築的構造は、2014年にモカ・パシフィック・デザイン・センターにて評価の高かったインスターレション作品を彷彿とさせる。

ジェイコブ・ハシモト個展「The First Known Map of The Moon」
会期：2016年9月8日（木）〜10月29日（土）
時間：10:00〜18:00（土曜日は17:00まで）
休廊日：日・月曜日
会場：Mary Boone Gallery
住所：745 5th Avenue New York, NY 10151
TEL：+1 (212) 752-2929
https://www.maryboonegallery.com