Ascent (2016) still, © Fiona Tan

映像作家として国際的に評価の高いフィオナ・タンによる個展が、日本国内２箇所で開催されている。2009年のヴェネツィア・ビエンナーレでオランダ館の代表作家となったことでも知られている彼女は、日本国内では近年、金沢21世紀美術館、東京都写真美術館、国立国際美術館で大規模個展を開催してきた。

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静岡のIZU PHOTO MUSEUM（イズフォトミュージアム）では、新作を中心とした個展「Ascent」（アセント）を10月18日まで開催。富士山をモチーフとした、映像インスタレーションと写真インスタレーションで構成された新作を中心に、初公開作品数点を含む展示となっている。

そして、東京のWAKO WORKS OF ART（ワコウ・ワークス・オブ・アート）では、日本初公開作品を中心に構成された「Recent Works」（リセント・ワークス）を9月21日まで開催。彼女が2013年の福島を訪れて撮影した映像作品や、フランスのアンジェ城の中にある中世期最大のタペストリーを接写した映像作品を見ることができる。

フィオナ・タン「Ascent」
会期：2016年7月18日（月・祝）～10月18日（火）
時間：10:00～18:00（9・10月は17:00まで）
休館：水曜日
会場：IZU PHOTO MUSEUM
住所：静岡県長泉町東野クレマチスの丘347-1
TEL：055-989-8780
https://www.izuphoto-museum.jp

フィオナ・タン「Recent Works」
会期：2016年7月23日（土）～9月21日（水）
時間：11:00～19:00
休廊：日･月･祝日、夏期休廊は8月14日（日）〜22日（月）
会場：WAKO WORKS OF ART
住所：東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F
TEL：03-6447-1820
https://www.wako-art.jp