大山エンリコイサム個展「プレゼント・テンス」

NEWSText: Ayumi Yakura

© Enrico Isamu Ōyama

グラフィティ文化の視覚言語を翻案したモチーフで知られる大山エンリコイサムによる国内では初の本格的な個展が、タクロウソメヤコンテンポラリーアートにて9月24日まで開催されている。

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70年代のニューヨークで生まれたグラフィティ文化は、名前をストリートにかくことで、かき手のアルター・エゴを表すものだった。そこでは、名前であることとストリートであることが強く結びついている。大山はその結び目を解くため、そこから文字を取り除き、描線の運動に還元し反復することで、抽象的なかたちの広がりに再構成。そのかたちを「クイック・ ターン・ストラクチャー」という独自の呼称で呼んできた。

「現在時制」を意味する本展では、「インプロヴァイズド・ループス」と呼ばれるダイナミックな背景に繊細なクイック・ターン・ストラクチャーを84体かき込んだ大型作品や、ひび割れ塗料が生み出すテクスチャのうえに鋭利なメカニカル・ペンシルで静謐なクイック・ターン・ストラクチャーをかき込んだ連作5点など、すべて新作で構成されている。

大山エンリコイサム個展「Present Tense」
会期:2016年8月20日(土)〜9月24日(土)
時間:12:00~19:00
休廊:日・月・祝日
会場:Takuro Someya Contemporary Art
住所:東京都港区南麻布 3-9-11 パインコーストハイツ1F
TEL:03-6804-3018
http://tsca.jp

Text: Ayumi Yakura

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