ラビ・ムルエ展「他人が目撃したものを見ない私は、幸運だった」

NEWSText: Aya Shomura

Rabih Mroué "Black Box I-X", 2006-2016, installation view, Hamburg, 2016

Rabih Mroué “Black Box I-X”, 2006-2016, installation view, Hamburg, 2016

ハンブルグにあるスフェア・ゼンムラー・ギャラリーにて、ラビ・ムルエの個展「他人が目撃したものを見ない私は、幸運だった」が開催中。彼は1967年の生まれで、ベルリンとベイルートを行き来しながら作家活動を行なっているアーティストだ。

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同ギャラリーでの2010年の初個展以降、栄誉あるスポルディング・グレイ賞受賞をはじめ、2013年「ドクメンタ」にマルチメディア・インスタレーション作品を出品するなど、時代を牽引するヴィジュアル&パフォーマンス・アーティストとして頭角を現している。これまでに制作してきた作品は、戦争や四散したユダヤ人に関する数百点におよぶ新聞記事のミニチュアコラージュで、覗き込むように鑑賞するスタイル。

本展でも、鑑賞者自らが(表面を覆う薄紙を)めくる写真作品や、作品に干渉することで視聴可能となるビデオ作品などが並ぶ。また人々の生活の中にある逸話、無軌道さ、そして個人的な争い事など市民紛争の複雑さを脱構築する3つの新作ビデオを発表。作品の背景(ストーリー)や映像・画像との対話を促す展示内容となっている。

ラビ・ムルエ展「I was fortunate not to have seen what the others had witnessed」
会期:2016年2月11日(木)〜4月2日(土)
時間:11:00〜18:00(土曜日は16:00まで)
休廊:月曜日
会場:Sfeir-Semler Gallery, Hamburg
住所:Admiralitätstrasse 71, D-20459 Hamburg
TEL:+49-40-37-51-99-40
http://www.sfeir-semler.com

Text: Aya Shomura

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