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ヘッドランズ・アートセンター

PLACEText: Ammon Haggerty

ゴールデンゲートブリッジの北側はまるで絵はがき。昔ながらのサンフランシスコの風景を求める観光客で賑わう。その観光客の後側には戦時中軍の練習場として利用された静かで穏やかな低地がある。今は公園として使われており、旧兵舎はアートセンターとして利用されている。


The Headlands Center for the Arts

80年代後期にオープンしてから多くのアーティストを引きつけてきたヘッドランズ・アートセンター。その魅力の一つは、どんな用途にも対応できるスペースで、年3回センター内に居住しているアーティストの作品を公開している。


Deborah Aschheim

デボラ・アッシュハイムの部屋には「自伝的記憶」という複合メディアの集まりが展示されている。壁には脳シナプスか神経回路網に見える精密な地図が貼ってある。この地図には自分の体験に基づいた言葉やイメージが表現されている。部屋中に蛍光色に塗られた不定形のオブジェが吊るされているが、遠くからみると地図とオブジェのつながりが見えてくる。吊るされたオブジェは糸とチューブで繋がっている。幾つかのオブジェには小さいスクリーンがはめ込まれていてアーティスト独自の映像を映し出している。


Yoon Lee

ユーン・リーは、アクリルとシリコンを使ってアクリル板に絵を描き、独特でグラフィックな作品を作り出す。色とりどりの層からなる絵は写真や抽象絵画が題材となっている。絵を描く際にアクリルのキャンバスを平らに置くことによって、流ちょうさと透明感を与えている。

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鈴木将弘
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