小谷元彦「タイム・トゥーム」

NEWSText: Satsuki Miyanishi

© Motohiko Odani

今、最も注目を集める日本のアーティストの一人、小谷元彦(京都出身 1972年生まれ)。世界中のビエンナーレや展覧会に招待され、2003年の第50回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館では日本を代表する二人のアーティストの一人として選出された。最近では、東京の森美術館にて展覧会が開催され、会期終了は、東日本大震災のちょうど2週間前であった。

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彼のスウェーデンでの最初の発表となるフォトグラフィスカでの展覧会では、小谷は彼の原点に戻る。「後の作品の要素の全て」だという彼の代表作ファントム・リムシリーズを中心に、オリジナルの作品と、新しく作られた作品を展示する。また、他にも象徴と隠喩を使った作品も登場する。

焦点を当てているのは、1万8千以上の人々が命を失い、300万人が家を失い、東北に大きな被害をもたらした東日本大震災だ。小谷は津波で流された地域を旅する中で、自分自身をリセットし何かをしなければならないという結論に達した。展覧会のタイトル「タイム・トゥーム」は、時間という概念、二度と取り戻せないように葬られたものなど、震災の巨大さを示す。秩序と混沌、日本人ならではの性質に直面した小谷は、人々が共鳴し、現実を理解する希望となる助けになることを願っている。

Motohiko Odani “Time Tomb”
会期:2013年6月13日〜8月25日
時間:10:00〜21:00
入場料: 一般110 SEK / 学生、シニア 80 SEK / 12歳以下無料
会場:Fotografiska
住所:Stadsgårdshamnen 22, Södermalm, 11645 Stockholm
TEL:+46 8 50 900 500
http://en.fotografiska.eu

Text: Satsuki Miyanishi

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