湊谷夢吉は、1972年から1988年にかけて、札幌を拠点に活躍した漫画家で、その作品は高い評価を受けるとともに、少なからぬ作家たちに影響を与えてきた。6月16日から22日まで、札幌のト・オン・カフェにて「湊谷夢吉とその時代展」が開催される。

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湊谷夢吉をはじめ多くの漫画家たちを輩出してきた札幌や北海道を舞台に活躍する漫画家たちも少なくない。この展覧会は、漫画という北海道発のコンテンツの重要性を再認識するとともに、現在の若き漫画家たちや漫画家を目指す若者たちに、湊谷夢吉の事績を伝えるべく開催される。

湊谷夢吉の活動は漫画にとどまらず、1973年に設立した銀河画報社には、映画、音楽、演劇など札幌のサブカルチャーシーンを切り拓いた人々が結集した。湊谷夢吉は、３冊の作品集を世に送り出し、1988年ガンのため38歳で惜しまれながら病没。

展覧会では、遺族のご好意により、湊谷夢吉の作品原画を中心に展示。当時の８ミリ映像などをモニター展示する他、作品集等も設置し、来場者が読むことができる。また同時併催として、湊谷夢吉が活躍していた70年代から80年代の札幌という地方都市におけるサブカルチャーの興隆とそのありようを再発見し、現在の都市の文化経済創造の課題を考える連続シンポジウムを予定している。

湊谷夢吉とその時代展
会期：2010年6月16日（水）～22日（火）
時間：10:30〜22:00（日曜〜20:00）
会場：TO OV cafe（ト・オン・カフェ）
住所：札幌市中央区南9条西3丁目1-1 マジソンハイツ1F
https://hokkaido-manga.jp/minatoya/