デザイナート トーキョー 2020
HAPPENINGText: Taketo Oguchi
表参道ヒルズでは、「DESIGNART GALLERY」と題し、若手支援プログラム「UNDER 30」で選ばれた作品や、国内外の新進気鋭のデザイナーやアーティスト達による革新的な作品の展示が行われた。
「DESIGNART GALLERY」より バテン&カンプの作品(表参道ヒルズ) © Nacása & Partners
「UNDER 30」枠で選出された、ニュージーランド生まれで香港を拠点とするデザインデュオ・バテン&カンプは、ファニチャーコレクションと新たな実験的作品とで構成される、彫刻的な家具のインスタレーションを行った。
「DESIGNART GALLERY」より 秋山亮太の作品「Not Implemented Error」(表参道ヒルズ) © Nacása & Partners
同じく「UNDER 30」枠選出の東京を拠点に活躍するデザイナー・秋山亮太は、日々のアートワークの中で生まれた様々なエラーに対して、新しい何かを見出すような作品群「Not Implemented Error」を展示した。
秋山は、素材の成り立ちや時代背景のリサーチを元に、現代的な要素をフィルターにすることで固定化された概念を更新し、新しい関係性や機能を生み出していく過程そのものをアートワークとしている
豊岡クラフト × フラヴィアン・デルベルグの作品「Hako Collection」 © Nacása & Partners
他にも、「UNDER 30」枠からは、豊岡クラフトとパリを拠点とするデザイナー、フラヴィアン・デルベルグによる作品が展示されたほか、池田美祐と倉島拓人によるデザインユニット「M&T」が、六本木・アクシスで新作の照明作品を、古川礼規は、小さな紙のパーツに紐を通し、紙の側面によって構成されたシート状のストラクチャーを用いた作品「PAPER SKIN」を六本木・文喫で、それぞれ発表した。
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