クォン・オサン

PEOPLEText: Ayumi Yakura

ソウルを拠点とする韓国人アーティスト、クォン・オサン。彼は、人物のディテールを撮影して原寸大の写真を貼り合わせた3D作品などで、彫刻における伝統的な概念の解体に挑戦している。

今年9月にニューヨークで新作を発表し、11月には上海で作品集を出版するという彼に、これまでの作品シリーズや、ソウルで開催した個展について伺った。

osanggwon
© Osang Gwon

まず始めに、自己紹介をお願いします。

ソウル在住で、主に彫刻作品を制作しています。

River_2015
“River” 2015, 1,450 x 1,000 x 760 mm, C-print, Mixed media

写真を立体的に貼り合わせた作品について、この特別なアイディアはいつ生まれたのですか?

私が学生だった1998年に最初の「デオドランドタイプ」(写真彫刻)をつくり始めました。彫刻の既存の概念を払拭したいと思い、すぐにでも取り掛かれて、簡単に作り上げることができる写真用紙を媒体に選びました。

AztecPattern_2013
“Aztec Pattern” 2013, 2,170 x 1,350 x 830 mm, C-print, Mixed media

全体的に現代的なモチーフが多いように思いますが、どのようなものを作品に選んでいるのですか?

はい、確かに現代的なですね。私は都会で生まれ育ったので、そうなったのかもしれません。逆に最近では美術館の古典的な彫刻が気になるようになりました。

Bologna_2013
“Bologna” 2013, 3,040 x 1,110 x 980 mm, C-print, Mixed media, TEMENGGONG Artists in Residence, Singapore

「デオドラントタイプ」は、その名のとおり何かを消臭しているのでしょうか?

デオドラントは、ちょっとした汗や体臭のにおいを消します。もともとは私の作品の媒体は写真でしたが、立体作品となりました。そして最初の個展のタイトルにもなりました。ダゲレオタイプやアンブロタイプなどの写真技術の一つのように、そう名付けました。

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