ナイキ スタジアム トウキョウ
PLACEText: Kayo Tamura
2010年5月22日、中目黒にプロダクト、アスリート、デザインを融合させた「ナイキ スタジアム トウキョウ」がオープンした。「ナイキスタジアム」は、ロンドン、ニューヨーク、パリ、ミラノ、ベルリンにも展開しており、ナイキのプロダクトとその国で活躍するアスリート、そして国内外で活躍するアーティストが新たなスポーツの世界観を表現するギャラリーだ。
© NIKE STADIUM TOKYO
今回のオープン第一弾では、スピードを追及したナイキのフットボール・スパイク「マーキュリアル」に焦点を当てた展示を行い、東京、仙台、フィレンツェに拠点をおくビジュアルデザインスタジオWOWや、音楽家の渋谷慶一郎、フォトグラファーの半沢武志、プランニングからグラフィックまで幅広くクリエイティブワークを手がけるコンセプト・コンセプションなどが参加している。
© NIKE STADIUM TOKYO
まず目を引いたのが、スパイク「マーキュリアル」の展示だ。各パーツに分解されたスパイクの展示のしかたも工夫されている。
© NIKE STADIUM TOKYO
「インターラクティブ・モーション・グラフィックス」は、サッカーの李忠成選手をフィーチャリングした3Dスキャンカメラを使った映像システム。WOW+Shibuya Keiichiro+Evalaによるインタラクティブ作品だ。動きに合わせて音と映像が変化するというもので、実際に体験できるため、ぜひ会場で作品を体験してほしい。
© NIKE STADIUM TOKYO
コンセプト・コンセプションによるグラフィック作品は、「マーキュリアル」のパスデータのみを使用し作成したB0サイズのグラフィック「Inside」「Outside」。よく見ると、蛍光オレンジの色がカッティングシートによって張られていて、繊細でかっこいい。
オープン前日の5月21日は関係者が集まりレセプションパーティーが行われた。受付にて「(NIKE)red」のシューレースが配られ、受付の証となった。「インターラクティブ・モーション・グラフィックス」の展示では、李忠成選手がデモンストレーションを行っていた。会場の外にも人があふれ、大勢の人でにぎわっていた。
© NIKE STADIUM TOKYO
今回の展示「Mercurial feat. 李忠成選手」は 6月6日まで。次回は、 6月18日~ 7月4日まで「田中マルクス闘莉王選手」 を予定している。
ナイキ スタジアム トウキョウ
営業時間:12:00~20:00(営業は展示会期中に限る)
住所:東京都目黒区上目黒1-13-14 1F
TEL:03-6415-5715
http://nikestadiums.com/tokyo/
Text: Kayo Tamura